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聖剣伝説3【評価/攻略】グラフィック最強!クラスチェンジも面白そうなのに

投稿日:2018-08-19 更新日:

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・SFC最高レベルのグラフィック
・クラスチェンジなど、面白そうなシステム
を搭載した力作。
でも良い評判はあまり聞きません。

名作扱いの「2」と、クソゲーと名高い「4」に挟まれて存在感が薄い。

評価がイマイチなのはなぜ?
当記事で真相に迫ります!



聖剣伝説3ってどんなゲーム?

SFC史上最高のドット絵

聖剣伝説3とは、聖剣伝説シリーズ3作目のアクションRPG。

スーパーファミコン(SFC)で1995/9/30発売。

 

まず特筆すべきはSFC史上最高のドット絵。

・躍動感あふれる動き
・多関節でなめらかに動く巨大ボス
・ド派手エフェクト
・フィールドは昼と夜・曜日の概念があり、リアルタイムで徐々に色味が変化

物量・立体感・アクション性を総合すれば、

クロノトリガー
ロマンシングサガ3
ドラゴンクエスト6

など、SFC後期のそうそうたる作品を上回るグラフィックといえます。

 

以下、システムの特徴を解説。

 

パーティーメンバーを自由に選ぶ

パーティーメンバー全員を最初に選びます。

6人から3人パーティー(主人公1人+仲間2人)を選択。

主人公だけでなく残り2人も最初に決めてしまうのが新鮮です。
選ばなかったキャラもゲーム中で登場するけど仲間にできません。

主人公に応じてシナリオも変化。

6人分のオープニングとシナリオがあり、キャラ専用のイベントや敵が出現します。

とはいえ、以下のように大筋の展開は共通。
終盤の展開がざっくり3ルートに分岐するのみ。

序盤からテキトーな感じで3人揃う
・暗躍する3勢力による三つ巴の戦いに巻き込まれる
・大目的「マナの剣を手に入れる」
・中盤(マナストーンめぐり、神獣戦)が共通

 

キャラはみな王族や著名な人物の子孫。
ファンタジーの王道を押さえた個性があります。

特にアマゾネス王女「リース」は聖剣シリーズ屈指の人気キャラ。

 

キャラは性能にもしっかり個性があり、偏ったパーティーにすると攻略が難しいです。
初見プレイヤーにとっては最初からあまりにも責任重大な選択。

後悔しない選択をするために、キャラ6人の性能を簡単に解説します。

 

「デュラン」

最強の基礎攻撃力。本作は物理で殴るのが強いので活躍します。

 

「ケヴィン」

高い攻撃力&2回攻撃。
夜は変身して攻撃力アップ。
攻撃を受けるとまた攻撃力アップ。
最強です。

 

「シャルロット」

クラス1で回復魔法「ヒールライト」、唯一クラス2で全体回復が使えます。
回復アイテムが頼りにならない※ので回復魔法は貴重。

闇クラス3の「ブラックカース」(敵の全ステータスダウン)がチートレベルで強力。

※調達が面倒くさい&全体化できない。

 

「リース」

唯一、パワーアップ魔法を全体化できます。
バフ効果でザコはサクサク処理できるし、ボス戦が楽。
回復と同様、パワーアップ系アイテムが頼りにならないため便利です。

攻撃力が高く、アタッカーとしても活躍します。

 

「ホークアイ」

敵ステータスダウンや多彩な攻撃、2回攻撃が魅力。
低めの攻撃力・体力を十分にカバーできます。

 

「アンジェラ」

攻撃魔法特化キャラ。
本作は攻撃魔法が不遇

・ダメージ効率が低い
・中盤から魔法カウンターを持つ敵が増える

アンジェラを使うのは縛りプレイに近いです。

 

戦闘システム

■モーションバトル



パーティー3人それぞれと敵が、フィールドを自由に動ける「モーションバトル」。

モンスターに近づくとシームレスに戦闘へ移行し、アクションゲームのようにリアルタイムで行動を選択します。

非操作の2人は設定した方針に従い自律行動。
セレクト、L・Rでいつでも操作キャラを切り替え可能。

戦闘中も敵を無視して先に進めるのが面白いところ。
運次第で、壊滅状態のまま強引に突っ切れます。

 

■リングコマンド

リング状のUI「リングコマンド」で、魔法やアイテムをテンポ良く使用できます。

ワンボタンで操作キャラの周りにリング状のアイコンが出て、ワンボタンで実行。

選択中は時間が止まります。慌ただしい操作のが苦手な方も安心。

 

■クラスチェンジ

「クラスチェンジ」でキャラ固有のクラスを選択します。

クラスチェンジ2回を経て、最上位クラスへ。

キャラごとに光・闇の2択が2回あり、4種(光2種・闇2種)に分岐します。
光は万能、闇は特化型の傾向。

選択により幅広いキャラ育成が楽しめます。

クラスを変えるとステータス画面の絵も変わってニンマリできます。

光はキレイ系、闇は禍々しく妖艶。
結城信輝さんによる公式イラストを元にしており見応えがあります。

フィールド上のキャラは色が変化。

クラスによる台詞やストーリーの変化はありません。

 

なぜ評価がいまいちなのか

今回プレイして感じた本作の難点、評価がいまいちな理由を解説します。

 

シナリオが粗い

シナリオが粗い。
意味不明な展開が続きます。

中盤からひたすらおつかいが続き、ワクワク感が無い。
しかもやることなすこと全てが裏目。

例えば、

マナストーン全部見に行って精霊を集めろ

神獣が復活したから再びマナストーンの場所に行って全部倒せ

全て敵の罠だった。完全復活した神獣を倒せ!

このように何をやっても報われず、結局マナの木は枯れます。

あんなにこだわっていたマナの剣は使わない。
「剣はみんなの心の中にある」と無理やりな精神論で解決。

一体何のために苦労してきたのかと、徒労感に襲われます。

 

3勢力が争う三つ巴の戦いなのに、一周で描かれるのは主人公に関係した一面だけなのも難点です。
1周の内容が薄い。話の全体像が頭に入りません。

メイン敵以外の2勢力は中盤にあっけなく壊滅。
因縁や重要人物もろとも消滅。
ラスボス候補や側近もあっさり退場。

説明不足すぎます。

 

会話のノリがキツいです。

みんな口調のクセが強すぎる上、文字の大きさがバラバラで読みづらい。
会話の流れも不自然で、コミュニケーションが成立していない。

 

シナリオは粗く、印象に残らない。
残るのは「フェアリー」にこき使われてる感。フェアリー絶対主義。

 

序盤、主人公達は妖精「フェアリー」に出会います。

「世界の危機を救うために力をかして!」と訴えるフェアリーは、弱みにつけ込んで利用する形で強引に主人公へ憑依。

その後、行き先案内役である光の司祭に「フェアリーに従え」と言われます。「なんで?」感が否めません。

主人公達は個人個人の目的のために動いており、マナに思い入れが無い。
世界の行末にもたいして興味が無い。
フェアリーなんてどうでもいい。

にも関わらず、冒険を進めるうち「ファアリーの願いこそ自分の使命!」と目的がすり替わります。あまりにも不思議な流れ。

 

「がんばりましょう!」
「しっかりして!」
「まだ望みがあるよ!」

フェアリーはやたらと上から目線。まるで部活の監督です。
戦わないくせに態度デカすぎて苛立つ。

 

「どっちもどっちだと思うけどね。」

フェアリーは主人公達に対して微妙に冷めています。
ファアリーが連れ去られると「フェアリーを見捨てるなんてできねぇ!」と意気込む主人公達。ついていけません。

 

戦闘の操作性が悪い

リアルタイムで動く、アクション性の高い戦闘が売り。
しかし実際に動かしてみると気持ちよくない。操作性が悪いです。

 

戦闘時の移動が、すり足ズルズルで遅すぎ。

回避や位置取りなんて無意味。アクション性なんて無い。
ステータスを上げて物理でゴリ押しが基本です。

しかもAI操作のみ敵に向かってダッシュ可能なので、通常攻撃はAIに任せた方が楽。

私はAI操作(ボタン押しっぱなし)すら面倒くさくなり、後半はシャルロット操作で回復専門になりました。
自分は動くどころか殴る必要もない。もはやアクション性は皆無です。

 

■その他、戦闘の難点

 

・必殺技・魔法で時間停止

せっかくリアルタイムで動けるシステムなのにテンポが悪い。

 

・ボスの魔法カウンター

後半ボスは魔法カウンターを持っています。
有効なのは通常攻撃とレベル1必殺技のみ。(レベル2以上の必殺技は魔法扱い)
一方、敵の大技は必中。

結果、近寄ってひたすら殴るワンパターン。ザコ戦より地味な戦いを強いられます。

 

レベルデザインがチグハグ

敵の強さと味方の強化の進み具合が噛み合いません。

後半からザコの強さが跳ね上がります。
出現と同時に、ボスの技より強力なレベル3必殺技を撃たれてパーティー壊滅とかありがち。

一方、こちらの戦力は後半に伸び止まり。
装備を変えても大して変わらず、クラス3へチェンジするのが厳しい(後述)。
ザコ敵との戦力差は開く一方です。

 

クラスチェンジ条件が厳しすぎ

育成にも難点があります。

本作最大のお楽しみはクラス3へのチェンジ。
クラス3になりたいから終盤まで頑張って育成してきたんです。

ところが、クラス3転職条件が厳しすぎてチェンジできぬ!

条件は次の2つ。

・規定レベル

普通にプレイすると規定レベルに達するのはラスト前後です。
チェンジ後、技を覚えるためにさらなるレベル上げが必須。

 

・クラスチェンジアイテム

チェンジアイテムを落とす敵が出るのも終盤。
特定キャラ専用の場所に現れる敵だったり、召喚する必要があったり、ドロップが運ゲーだったりで入手困難。

 

苦労してクラス3になっても、終盤すぎて活動範囲が狭くて悲しい。

ちなみに最強武器の入手はさらに面倒。普通に遊ぶとまず入手できません。
本作には装備品のドロップが無いため、最後まで店売り装備の入れ替えで終わります。

 

その他

UIの使い勝手が悪い。

メニュー画面は、カテゴリ別の9マスを方向キーで移動する形式。

・毎回中心のマスからスタート
・斜め操作ができない。例えば、装備欄に行くには「右→左」
・もっさりでレスポンスが悪い
・ショートカットが無い
・店で買った装備がその場で装備できない

とにかく面倒くさい。

 

粗い疑似3Dのワールドマップが見づらい。

乗り物(カメ、ドラゴン)の移動時、画が粗い上にマークが何も無い。
行ける場所が非常にわかりにくいです。

 

まとめ

・SFC史上最高のグラフィック
・キャラ選択&クラスチェンジで自由なパーティー編成

これらは魅力的。しかし、

・ひたすら殴るだけの単調な戦闘
・粗いシナリオ。フェアリー監督
・使いづらいUI
・遊びづらいレベルデザイン

など難点が多々。

評価がイマイチなのもうなずけます。

SFC作品の頂点の1つなのは間違いありません。
パーティー編成をあれこれ試してやり込む気のある方におすすめです。

 

リメイク版は高評価↓
B07WVXWPDV







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