もくじ
シリーズ最高傑作である理由
ロックマンX2は、エックスシリーズ最高傑作との呼び声が高い作品です。
その理由を解説します。
グラフィック、演出
前作からグラフィック、演出がパワーアップ。
エックスがバイクを乗り捨てて敵にぶつけて戦闘開始!
開幕から前作超えのスタイリッシュ演出です。
敵・ステージデザインは前作よりリアルロボット系に統一。もはや「ロックマン」の面影がないシリアス調になりました。
その上で、ゲストボス追加のように派手な追加要素から8ボスが弱点武器で仰け反るなど地味な進化点まで手が込んでいます。
BGMは前作以上の名曲揃い。
グラフィックはカプコン製「CX4チップ」使用で、ワイヤフレーム、スプライトの回転、拡大・縮小モーションなど、SFCの限界に迫ります。
OPステージからいきなり前作の最終シグマを超える巨大ボスが登場し、グリグリ動きまくる。
アクション
テンポの良いステージ構成で、軽快に敵を倒しながらトラップを飛び越えるハイスピードアクションが楽しめます。
エックスのアクションも進化しました。
移動力がパワーアップ。
前作と違い、最初からダッシュ可能。
さらにフットパーツで空中ダッシュ「エアダッシュ」ができます。
攻撃力もパワーアップ。
バスターのチャージ時間を短縮。
アームパーツは使いやすい「ダブルチャージショット」になりました。
ダブルチャージの2発目はボスの無敵時間を無視し、連続ヒットで大ダメージを与えられます。
溜め撃ち強化で爽快感が格段にアップしました。
ボス戦
ボス戦が楽しいです。
前作以上に強い個性を持つボス達が登場します。
具体的には、
・泡をまとうカニ
・画面外から飛んでくるダチョウ
・血溜まりから食いつくワニ
・スクラップの中から羽化する蛾
・時間をスローにするカタツムリ
・ワープしてウィルスを注入するムカデ
・空中戦を挑んでくる鹿
・忍者のようにトリッキーなヘチマ
全員が記憶に残る見た目&動きを見せてくれます。
しかも強さにバラつきが無く、全員が適度に強い。
ロックマンシリーズの常識「氷ボスが弱い」が通用しません。(というか氷ボスがいない)
「回避→攻撃」のテンポが良いので、どのボスも通常バスターで戦うと楽しいです。
さらに8ボス以外のボス「カウンターハンター」が登場します。
数ステージクリア後、クリアしていないステージに出現する謎のボス3人。
その中にはロックマンシリーズの重要人物っぽい姿も。
ちなみにカウンターハンター達が言う「わたしたちの もくてき」はいまだに謎です。
カウンターハンターはステージクリアする度に別のステージに移動します。
出現場所はワールドマップ画面のマークで確認できます。
カウンターハンターを倒さず出現ステージをクリアすると、そのハンターは二度と出現しません。
ロックマンシリーズは弱点順に8ボスを倒すお決まりのルートになりがち。
カウンターハンター出現のランダム要素は、攻略ルートマンネリ化に対する絶妙なアクセントになっています。
3人倒すとゼロ復活のトゥルーEND。
一人でも逃すと最終ステージで洗脳ゼロ戦。
洗脳ゼロ戦は楽しいしBGMが最高なので最初は復活させないのもありですね。
おすすめステージ攻略順でプレイ
おすすめのステージ攻略順と全アイテム入手方法を解説します。
もちろん昇竜拳を取ります。
ワイヤー・ヘチマール
バスターで戦いやすいヘチマールを最初に倒すのが鉄板です。
・ライフアップ
開始地点の壁上
・サブタンク
最初の室内右上。最初の足場から左の壁へ。
vs ワイヤー・ヘチマール
[弱点:ソニック]
バスターでガチンコ勝負!
本作のボスはガチ勝負が楽しいので、弱点武器縛りで攻略するのもオススメです。
ホイール・アリゲイツ
スクロールする風景が格好良いステージ。
ボス部屋につくころには夕暮れに変化するのも良い演出です。
アイテムは2つともノーマル状態で回収可能。
でも難しいので他ステージで武器とパーツを取ってから回収します。
以下、ノーマル状態の回収方法。
・アームパーツ
チェーンでビロローンのスタイリッシュヘチマアクションができれば入手可能。私にはムリです。
・ライフアップ
ハシゴの途中で攻撃を食らい、無敵時間中にトゲを登れば入手可能。
言うのは簡単だけどやるのはめちゃ難しい。私にはムリです。
vs ホイール・アリゲイツ
[弱:チェーン]
ホイールを避けつつ上隅で待機。ガブっときたら溜めバスター。
跳ね返るホイールの軌道がいやらしくてよく食らいます。
突進ドリル攻撃の跡に触れるとダメージを受けるので注意。
弱点武器を使うとボスが潜って逃げるけど、タイミング良く攻撃を続けると潜らせずハメ倒せます。
ソニック・オストリーグ
・ライフアップ
トゲゾーンまでバイクを持っていきます。
ライフアップを取った後のUターンは難しいけど入手後は死んでもOK。
トゲ上部の突起に張り付いて「溜めファイア→エアダッシュ」でも取れます。
・フットパーツ
同フロア。ホイールでブロックを破壊。
vs バイオレン
[弱:バブル]
カウンターハンターその1。
ここで来た本作最強ボス。
鉄球の攻撃力が異常に高く、跳ね返り方がデタラメで回避困難。サブタンク無しだと運ゲーです。
vs ソニック・オストリーグ
[弱:クリスタル]
フレイム・スタッガー
・サブタンク
開始フロア右上。カブトムシに乗ってジャンプ。
・ライフアップ
マグマに追いつかれないように急いで登ります。
vs フレイム・スタッガー
[弱:バブル]
バスターで空中戦を挑むと楽しいです。
■アリゲイツステージでアイテム回収
スタッガー撃破後、後回しにしたアリゲイツステージのアイテム回収へ。
・アームパーツ
上の段差からエアダッシュ
・ライフアップ
ダッシュジャンプ→溜めバーナー
バブリー・クラブロス
・ライフアップ
中ボスが出るフロアの頂上。
・サブタンク
海底にある回復(大)の真上。
バブル無しでも取れるけど難しいです。当ステージのボス、クラブロスを倒してからまた来ます。
↓バブル入手後
溜めバブルで水中ジャンプ力がアップ。
サブタンクがある場所の真下から、真上に大ジャンプで届きます。
vs バブリー・クラブロス
[弱:ホイール]
マグネ・ヒャクレッガー
・ライフアップ
「右からジャンプ→溜めバーナー」でブロックに張り付いて登る。
黄色い光に触れてブロックが落ちても画面スクロールで復活します。
・サブタンク
中ボス前。左から「ジャンプ→溜めバーナー」
vs ワイヤフレーム剣(中ボス)
[弱:溜めバーナー]
vs アジール
[弱:ホイール]
カウンターハンターその2。
コイツも強敵です。神速突進「シュシュシュシュッ」が速い。中段光波はダッシュで回避。
中ボス先のカウンターハンター部屋は、移動が遅いとふさがれるので注意。
vs マグネ・ヒャクレッガー
[弱:スクラップ]
ネーミングセンスが素晴らしいボス。
吸い込みからのウィルス注入で一つずつ行動が制限されます。
吸い込み中はレバー逆方向で回避可能。捕まったらレバガチャで脱出。
地上にワープしたらダブルバスターのチャンス。
クリスター・マイマイン
・ライフアップ
坂の途中、穴の下に広い空間。その左端。
ライドアーマーでダッシュジャンプから降りてビロローン。
かなりの難所です。諦めずトライ!
・ヘッドパーツ
中ボス後の穴。
ヘッドパーツはシリーズ通して不遇。本作のヘッドも例に漏れず役に立たないオシャレアイテムです。
vs クリスタルビット(中ボス)
[弱:ホイール]
vs クリスター・マイマイン
[弱:マイン]
マインで殻から引きずり出し、殻に戻さないようにマインを当て続けると早く倒せます。
ダッシュで殻に体当たりするとサッカーできます。マイマインサッカーキックオフ!
メタモル・モスミノース
・ライフアップ
室内入り口手前。盾兵にクリスタルを撃ち、足場にして上へ。
・ボディパーツ
室内入ってすぐ。ホイールで床ブロックを破壊。
虫みたいなのにくっつかれると方向操作が狂います。
溜めバブルで突き進むと楽。
vs 虫に乗っ取られたロボット兵(中ボス)
[弱:バブル]
vs サーゲス
[弱:ソニック、バーナー]
ここで来たカウンターハンターその3。
ハンター3人撃破でゼロ復活ENDのフラグが立ちました。
vs メタモル・モスミノース
[弱:バーナー]
シグマステージ
■シグマステージ1
分岐は右が近道。
壁蹴りで登る戸締まりがけっこうシビアで焦ります。
vs バイオレン
[弱:バブル]
最終形態が用意されなかったかわいそうな奴。
相変わらず入射角と反射角めちゃくちゃで鉄球の動きが読めません。
溜めバブルでひたすら張り付いて我慢比べだ!
■シグマステージ2
道中は溜めバブルで突き進むと楽。
vs サーゲスタンク
まずスクラップで砲台を全て破壊します。
その後は十字とクロス弾の繰り返し。高い方の足場に乗り移って避けます。
前後の位置を調整して溜めソニックで攻撃。
サーゲスは死に際に意味深な台詞を残すけど、この後一切登場しません。
■シグマステージ3
前作と同じくテンションがおかしいライト博士から昇竜拳を伝授してもらいます。
「昇竜拳」
■入手条件
・全アイテム入手(ゼロパーツは不要)
・カプセル到達時、HP満タン
■入手方法
コウモリにクリスタルを撃ち、足場にして分岐上へ。
階段状トゲゾーンは食らい抜けが楽。
コの字エリアは「エアダッシュ→(切り返し)溜めバーナー」が簡単。
左の壁をつたって降りて隠し部屋へ。
ちなみに出口側から行く方法もあります。上級者向け。
vs アジールフライヤー
通称「アジフライ」。
昇竜拳を撃ってくれといわんばかりの位置取りなので、さっそく昇竜拳でフライにします。
■8ボスラッシュ
全員、ダッシュ接近から昇竜拳でなぎ倒したいところ。
ただ昇竜拳はリーチが短い&スカったときの隙が大きい※ので間合い管理と入力精度が重要です。
(※降下中まで無敵だけど、外すとたいてい真下に敵がくるのであまり意味がない。)
当て方によっては1発で倒せないのもツラいところ。
まあ弱点武器を使った方が確実です。
■シグマステージ4
vs ゼロ
ゼロの動きがいちいちカッコイイ!
ダブルバスターからの光波、突進、地割れ。
BGMと攻撃SEが最高です。
ゼロ復活していれば戦わなくて済むけど、この格好良さを体験するためにぜひ一度対戦していただきたい。
このゼロを見てみんなが「ゼロ使いてぇー」と思ったのか、次作からプレイヤーキャラになりました。
ラストステージが8ボスステージの使い回しなのは当時から疑問でした。
一応、シグマのウィルス設定が伏線になっているのであまり違和感は無いけど…
ウィルス設定によってストーリーがわかりにくくなり、後のシリーズに影を落とした気がします。
vs シグマ第一形態
相変わらず腹立つ顔です。ニヤけてます。
昇竜拳を残像と三角飛びで避けるので、足を止めたときがチャンス。
普通に戦うとかなり強い。
vs シグマ最終形態
シリーズ中最も面倒くさい最終シグマ。
耐久力が高いので昇竜拳をガッツリ入れても一発で倒せません。
親切に回復アイテムを落とすザコを吐いてくれます。粘れば勝てるはず。
まとめ
エックスシリーズならではのハイスピードアクションを堪能できます。
どの要素をとっても非の打ち所がありません。
・進化したグラフィック
・ハードな世界観を表現したデザイン、演出、BGM
・軽快な挙動
・テンポが良いステージ
・ガチ対戦が楽しいボス
シリーズ最高傑作との呼び声が高いのもうなずける傑作です。