上巻に引き続き、さっそく下巻をプレイしました。
ぜんまい仕掛けのブリキ製おじさん、ペパルーチョの物語を完結させたいのです!
前作のレビュー
クロックワークナイト下巻ってどういうゲーム?
上巻とセットの続編
クロックワークナイト下巻は、前作「上巻」から半年後に発売された続編。
2部作なので、本作でストーリーが完結します。
続編ということで、上巻のラスボス戦からスタート。
つい最近戦いましたよこのボス。
ただし、前作をプレイしてない人への配慮で弱くなっています。
前作で戸惑ったレバーダッシュですが、下巻ともなればさすがに慣れましたね。
下巻からオプションでボタンダッシュに変更可能になりましたがデフォ設定でいきます。
前作で救出されたけど目を覚まさないチェルシー。
謎の怪物の襲撃でまたさらわれてしまった!
チェルシーを救いだすため、再び冒険が始まります。
上巻から進化している!
上巻から何がどう変わったのか気になるところですよね。
舞台は以下の4種類。
・子供部屋
・書斎
・バスルーム
・クロックタワー
各2ステージ+ボス戦という構成。
前作から代わり映えしません。
しかし、発売スケジュールの都合で2部作にされた前作の余り分と侮るなかれ。
2作に分けて作り込んだかいあって、演出やステージ構成は前作より格段に進歩しています!
前作はステージが間延びした印象でしたが、本作は緩急つけたメリハリある構成になっており飽きさせません。
ギミックの種類が増えて豪華になりボリュームも倍増。
「まだゴールじゃないのか?」と思うほどステージが長くなっている上、明確にルート分岐ができて1ステージ2コース分あります。
演出もパワーアップ。
最初のステージでさっそく、曲がり角で画面の角度がグルっと変わる演出に驚きました。
上巻からこのクオリティで出してくれ!という気分になります。
新しいギミックが「トランプ」。
1ステージに計4枚のトランプがあり、4枚ともめくると体力全回復+最大体力アップの金鍵が出現。
さらに全32枚揃えてクリアすると裏技コマンドがわかります。
しかしトランプ集めを目指すと面倒で難易度も跳ね上がるため無視した方が楽。
裏技コマンドはネットで調べれば済む話ですよね…
やり込み要素としてお楽しみください。
ロバにまたがる強制スクロールステージが登場。
ロバの操作感が良い感じ。
スピード感抜群で、ここだけはソニックぽい疾走感があります。
ただステージが非常に見づらいのが難点。
初見では何が起こってるのか意味不明です。いきなりサメに食われて即死とか。
画面奥のラインに飛ばされてキャラが小さくなるとなおさら見づらい。
そんな難しさもありますが、ペパルーチョを走らせるよりロバに乗る方が楽しかったです。
難易度は意外と据え置き
前作の時点でかなり難しかったので、後半にあたる本作はどうなることやらと思っていました。
でも実際、難易度はそれほど上がっていません。
難しいのは、最終面含めた2ステージぐらい。
ボスに関しては弱体化してる感すらあります。
最終面だけはエグいです。
アクションゲームの後半にありがちな、落下死する足場渡りステージ。
足場が動くポリゴン歯車になっており、3Dならではのわかりにくい判定が厄介です。
チェックポイント、セーブ機能が無い本作においてはなかなかの鬼畜。
こういった一部のステージ以外は、そんなにつまづくことなく進める良い塩梅だと思いました。
ラスボスの「誰だコイツ」感。
前作からチラチラ見えていましたが、正体と動機がどうも腑に落ちません。
まあハッピーエンドでめでたしめでたし。
チェルシーもさ、せっかく2作かけて助けたんだからキスの1つぐろいしろよな!(←ゲス)
まとめ:上・下巻セットでどうぞ
下巻は見応えある内容に進化していました。
前作と合わせて16ステージと考えればかなりのボリュームですし、上・下巻セットなら良作といえます。
それだけに、出来が劣る前作で見切られて評価低いのが惜しいところ。
やはり「二部作にせず一作で出してくれたらなー」という気がしました。