ウォーシップガンナー2ってどんなゲーム?
戦艦のプラモデルに追加で砲塔をくっつけたり大口径砲に載せ替えたりして遊んだことはないでしょうか。
そんな男の願望を叶えるのが本作「ウォーシップガンナー2」です。
プレイヤーは軍艦のデザイナー兼艦長となり、正気とは思えない困難な任務を遂行します。
同シリーズ「コマンダー」は俯瞰視点、「ガンナー」はTPS。
ガンナーの方がアクション寄り。飛び交う砲弾やレーザー、迫りくる超兵器の迫力を存分に味わえます。
■あらすじ
アジアの極東小国家「ウィルキア王国」で、ヴァイセンベルガー将軍率いる国防軍が軍事クーデターを起こす。
近衛艦隊の艦長に就任してすぐのシュルツ少佐は国王派として同盟国日本へ脱出。
ヴァイセンベルガーはウィルキア帝国を興し、世界へ侵略戦争を宣言する。
シュルツ少佐は仲間達(主人公)と共にウィルキア奪還と世界平和を目指して戦うことを決断。
はたして主人公達は超兵器の謎を解明し帝国の野望をうち砕くことができるのだろうか?
あらすじだけ読むとハードルが高そうだけど、堅苦しい話はオマケに過ぎません。
真面目なようでオカルト、バカゲー要素が強いぶっ飛んだ作品です。
ちなみにPSP版はストーリーの導入に申し訳程度のイラストが挿入されます。
キャラを立たせないのかそうでもないのか、よくわからない塩梅。
PS2版は2006/2/23、PSP版は2009/11/12発売。
本作を知ったきっかけはゲーム誌ではなく親父が買ってきた週刊誌でした。
グラビアや芸能情報にたった1ページだけ紛れたゲーム記事を見て、たまらずゲーム屋へ駆け込みました。
■PSP版の変更点
・パーツ増加
・兵器のバランス調整
・ボス戦の難易度アップ
・UI改善
・イラスト追加
など。
PSP版のグラフィックはペラく、PS2版の重厚感がありません。
どちらか選べと言われたら私はPS2版を選びます。
序盤は大砲、魚雷、機銃などWW2時代の通常兵器で真面目に戦います。
中盤からミサイルや速射砲搭載のフリゲート艦、ヘリコプターやジェット機など現代兵器が登場。
後半はレールガン、レーザーといった近未来兵器が主力です。
次第にバカゲー化して、波動砲や反物質兵器など架空兵器や、垂直発射式160cm砲みたいな明らかに実用的ではないロマン兵器が登場します。
ロマンといってもゲーム中では超長射程、高威力のガチ兵器。隕石のような砲弾でマップ全域を爆撃します。
その他、ねこビーム、カニ光線、あひる戦艦のようなおバカ兵器も沢山。こちらも性能はガチ。
バカゲー化するのは強力な「補助兵装」によるところも大きいです。
補助兵装の効果で弾数99999や、150kt(約280km/h)の超高速移動が可能。
敵はさらにぶっ飛んでいます。
ボスは並外れてデカい船体に超兵器を満載し、天変地異まで引き起こす!
最初のボスはデカいだけの高速戦艦。先に進むにつれ、二隻くっつけた双胴戦艦、ドリル戦艦、氷で自己修復する空母、油田基地レーザーなど目を疑うたくなる兵器が続々登場します。
海戦アクション
自分で設計した艦を操作する、ミッションクリア型の海戦アクション。
簡単操作でド派手な海戦を楽しめます。
設計の自由度とトンデモ兵器のぶっ飛び具合、一騎当千の無双感は唯一無二。
戦艦や空母を擁する敵艦隊をミサイルやら何やらの圧倒的火力で撃滅し、無双シリーズのような爽快感を味わえます。
海戦モチーフのゲームは他にもあるけど、本シリーズの代替になるゲームは存在しません。
計80ステージ超えの大ボリューム。
クリア後はクリアデータを引き継いで高難度の次周へ挑めます。
一周クリアに20時間ぐらいかかる上、4周目まである。
難易度によりレア設計図や落とすパーツが変わり、ステージ限定の高ランク報酬パーツもあります。
トレハン、やり込みの終わりが見えません。長く遊べます。
設計
「軍艦の設計?難しそう…」と思った方、ご安心下さい。
実際やってみると簡単です。
機関や艦橋など必須設備さえ確保すればあとは何を作るのも、何に乗るのも、何を載せるのも自由。
細かい部分はあえてガバガバ仕様。最低限のセオリーだけ押さえればテキトーに組めます。
船の全体図にパーツを配置し、「配置、コピー、削除」でポチポチとパーツを並べるだけ。
シンプル操作で駆逐艦から巡洋艦、戦艦、空母、航空戦艦、潜水艦、フリゲート艦まで、艦と呼べるものはなんでも作れます。
前・後艦橋がくっついていたり、砲の前に同じ高さの砲があったり、明らかな欠陥設計でも問題なく動きます。
エラーパーツの自動的撤去や、「兵装入れ替え機能」で配置そのままで兵器の種類を入れ替え可能なUIも親切で助かる。
作るのは簡単。でも強い艦を作るために試行錯誤が必要。それが楽しい。
武装を欲張れば速度が遅くなり、装甲が減って防御も弱くなる。
速度を上げるためにボイラーを増やすと、必要な煙突が増えて置く場所に困る。
制限の中であれこれ試行錯誤するのが楽しいです。
「完璧な艦ができた!」といざ出撃してみると想像通りにいかなくて、設計に戻ってここを変えてあーしてこうして…あー楽しい。
ゲームを進めてパーツが充実するほど設計の幅が広がりどんどん面白くなります。
大和、長門、アイオワなど、現実の名軍艦の再現も可能です。
しかし現実の制限の中で作られた艦を再現してもハンデ戦になるだけ。
1周目中盤以降で50kt以上が実用レベル。現実の艦にそんなトンデモ性能は存在しません。
しかも設計図が手に入るのは2周目なのでコレクター要素です。
船体・兵装の解説
最後に、船体と兵装の特徴を軽く解説します。
こちらを見て「どんな艦を作ろうかな~」とワクワクして頂ければ幸いです。
船体
「戦艦」
火力、耐久が高いかわりに補助兵装が少ない(6個)。
「駆逐艦」
火力、耐久は戦艦に劣る。補助兵装9個で火力、耐久不足を大幅に補える。
「巡洋艦」
なんでもできる反面、器用貧乏になりがち。
「フリゲート艦」
現代的な小型艦。
補助兵装10個。サイズ比で制限重量が多いので兵装が充実。ヘリ、VTOL機を運用可能。
「潜水艦」
一部ステージ限定。超兵器戦は出撃不可。
原子力潜水艦以外も無限潜行できます。
「空母」
航空機が弱すぎて使い物にならないPS2版から一転、PSP版で超強化。
「航空戦艦」
戦艦の大砲と空母の航空機運用能力を合体。
現実では互いの長所を相殺する欠陥品扱いでした。
なにかと中途半端になりやすいのでゲーム中でも扱いが難しいです。
兵装
「砲」
連装数、基数、口径に応じて火力アップ。
15.5cm以下の砲は自動兵装可。
対艦対地用AGSなど「速射砲」は2周目で頼りになる高性能兵器です。小型・高火力・自動兵装可。
「特殊機銃」は砲扱いの大口径機銃。
57mmバルカン砲、88mm連装バルカン砲が強力。
88mm連装バルカン砲満載の通称「アハトアハト」はシリーズ定番のお手軽戦艦。自動化して突き進むだけで敵艦隊をなぎ倒せます。
「魚雷」
小型艦の主力。
同攻撃力の砲と比べて数倍~十数倍の威力があります。
・1門当たりの弾数が少なめ
・攻撃方向制限つき
・弾速が遅い
・迎撃されやすい
よって当てるのが難しい。
立ち回りの上手さに応じて強さを発揮します。
偏差射撃っぽく進行方向に置くように撃つのがコツ。
「ミサイル」
砲や魚雷と違い全方向に攻撃可能。
サイズが小さいので沢山載ります。複数の種類を揃えれば大量ザコから対艦地空潜まで全対応。
補助兵装「イージスシステム」装備で複数目標を同時攻撃可能。
命中率は高いけど弾速が遅く迎撃に弱い。ECMで無効化されるのも弱点。
まとめ
自慢の「僕の考えた最強艦」を操りトンデモ兵器を撃ち合う楽しいバカゲーです。
難しそうな見た目で敬遠するのはもったいないのでぜひ。