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ender lilies【感想/評価】メトロイドヴァニア×ソウルライクの傑作

投稿日:2022-01-05 更新日:









ender liliesってどんなゲーム?

ender liliesは一言でいうと、メトロイドヴァニア×ソウルライク※な2Dアクション。
※ゲーム用語集

両ジャンルの美味しい部分が見事に融合しています。

 

アクションはソウルライク。

2D版ダクソとして話題になった「ソルト&サンクチュアリ」以上に、ソウルシリーズの感覚を2Dで完全再現しています。

主人公が少女なので一見ソウルっぽくないのが曲者。
騙されてはいけません。中身はソウルシリーズそのものです。

いやらしい配置で異様にしつこく追い回し初見を○す気マンマンのザコ敵。
こちらのスキを尽く刈り取り見事に死にゲーさせるボス戦。

廃墟、よくわかんない地下、雪景色、王城~と移り変わる舞台。
新しいエリアに入りパッと目の前が開けた高揚感は、かつて『ダークソウル3』で味わったものでした。

 

マップの探索は、濃厚なメトロイドヴァニアが楽しめます。

これ系の傑作『Bloodstained Ritual of the Night』並にハマりました。

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上下左右に分岐し、複雑につながるエリアを探索。
ボスを倒すと新しいアクションを入手し、行ける場所が増える流れです。

 

探索要素は濃厚。ミニマップを見ながら行ったり来たりでけっこう大変です。

分岐やら隠し部屋やらで右往左往、気がつけばここ30分間何も進んでない、みたいなことが多々あり。
疲れちゃって攻略サイトを見たけど説明がややこしくて余計に混乱し、結局ほぼ自力で攻略しました。

 

エンディングは3種あり、トゥルーエンドを達成するまでにマップをほぼ100%踏破することになります。
トゥルーエンド達成まで20時間かかりました。ボリューム十分です。

■周回要素

トゥルーエンド後、ニューゲーム+で周回できます。
強化状態や入手アイテム、スキルを引き継ぐのでサクサク進行。

ただ、2周目は敵が超強化されており1周目並に苦労します。

敵は素早さが上がり、怯み時間が無くなり、こちらがフル強化でも1発で体力半分持っていく攻撃力。
ボスは行動パターンが極端になり、強技を延々と連発されてしんどいっす。

2周目の老戦士ゲルロッドが延々とジャンプ攻撃連発するのを見て「俺はここまでだ」と退散しました。

さらに、縛りプレイを細かく調整するオプションつき。マゾい方はクリア後も存分に楽しめるでしょう。

 

魅力

アート

「寒そうだな…」
「この先なんかありそうだな…」
「絶対つえー奴いるから行きたくないなぁ…」

と感じる、臨場感ある美しい2Dグラフィック。

味わい深く、飽きません。

美しい反面、視認性は悪いです。

敵の攻撃がわかりづらく、何でダメージを食らってるのかわからないことが多々あります。
さらに自分&敵の攻撃エフェクトと重なると敵の姿すら見えない。

足場も背景に溶け込みがち。暗い場所はさらに見えない。

これは調整不足というより、探索の難易度を上げるため意図的に見辛くしていると感じました。
慣れ、やり込みの範囲です。
慣れたら視認性の悪さもお構いなしでスイスイ進めるので“上手くなった感”が味わえます。

 

ストレスフリー

システムがとにかく親切、ストレスフリーです。

 

・どこでもレスト(セーブ)ポイントにワープできる

・死ぬと経験値や進行状況を引き継ぐ
いわゆるソウル回収の必要なし。

・適度な間隔、ボス前の欲しい場所にレストポイントがある
ワープすれば勝手に回復してくれたり、利用しなくてもエリアを通過すればチェック済になったり、気が効いてる。

・ミニマップで隠しアイテムの入手状況、ルート分岐、ルートの方向までわかる

 

これらにより、何度ボコられても不思議とストレスが無い。
不親切な敵配置※のストレスをシステムの親切さで相殺しています。


敵配置は、足場で仕留める仕組みがあからさま。

離れた足場や段差の上に敵がいて、絶妙なタイミングで攻撃を当ててくる。
さらに背後から敵が飛んできて挟み撃ち、後ろの敵が遠距離攻撃でサポート。敵本体に当たり判定があるため、わかっていても越えにくい。

とはいえ、これもやり込みの範囲。
いやらしい敵配置に対抗して立ち回りやスキル構成(後述)を考える、工夫の余地を作っています。

 

アクションの自由度

ソウルライクといえばキャラのカスタムも魅力。
武器、魔法、アイテムの組み合わせを変えて何度も遊びたくなります。

本作も存分にキャラをカスタム可能。

ボス、中ボスを倒すと入手する「スキル」を自由に組み合わせます。
スキルは剣、ハンマー、槍などメイン武器から魔法やパリィ、サポートキャラまで多種多様。


組み合わせ、発動タイミングが自由。
好みのスキル3種で同時攻撃により攻撃アクションの幅が広い。自分なりの使い方を考えるのが楽しいです。

スキルの特性が敵や地形にハマると攻略が楽になります。

特にボス戦はスキル次第でダメージ効率が跳ね上がるのが面白い。
遠くから弾と魔法を撃ちまくったり、カラスと犬で3体1のもみくちゃにしたり、割り切った攻略がハマると痛快です。

 

さらに、3種1セットで2セット装備。戦闘中にセットを切り替え可能。
この仕様がアクションの幅を倍以上に拡大します。

近接メインのセットでは対応できない場面も、遠距離メインで組んだ2セット目があれば楽勝!

ボス戦は2セット分の火力を叩き込むのが有効で、ペース配分が考えどころです。
「前半をパリィで凌いで、ボスが発狂したら本命セットに切り替えて~」と試行錯誤を楽しめます。

 

白熱のボス戦

ソウルライクらしく全ボス戦が白熱します。

プレイヤーの動きを計算し尽くしている。

背後に回れば楽勝、かと思いきやぶん回した棍棒の判定が背後をカバー。
ジャンプで回避すれば楽勝、かと思いきやダッシュ必須な攻撃を織り交ぜてくる。
慣れを刈り取るいやらしさが完全にダクソ。

そんな攻撃でボコボコにされるうち自然と対応力が身につき、2択攻撃に両対応しちゃってる自分がいる。
まるで制作者に導かれるように熱い戦いになります。

初見で「勝てるわけねぇ」と思ったボスも30分~1時間ほど挑み続ければ倒せます。
強ボスに3時間かかった『ダークソウル3』『仁王』に比べれば難易度は低め。

 

まとめ

メトロイドヴァニア×ソウルライクの傑作。
濃厚な探索、白熱のボス戦が楽しめます。

メトロイドヴァニア好きも、ソウルライク好きも虜にする。
両方好きならなおさら見逃せない作品です。

定価でもぜひ。

 

1日ヒマ潰したいだけの方にはこちらもオススメ↓

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