ヤギ雑記ブログ

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Mirror【感想/評価】エロゲーだけど親に見せても恥ずかしくないレビューを書いた

投稿日:2020-02-05 更新日:





こんにちは。久しぶりにゲームの記事を書いたヤギです。

その久しぶりのゲームが当ブログ初のエロゲーです。
これまで300本以上ゲームをレビューしてきましたが、「完全なエロゲー」は初めて。

いや、今までにも「野々村病院の人々」「慟哭 そして…」の記事は作りましたよ。
でも据え置きハードのゲームは表現が丸くなるので、移植されたPCゲームも半エロゲー・ギャルゲーの域に収まっています。

対して、本作はSteamゲーなのでやりたい放題。
一応、隠すところは隠してるけど、無修正パッチでやりたい放題※。

 

正直、本作を記事にするかは悩みました。
このブログは自分の両親に見せても恥ずかしくない全年齢向けの健全なブログを目指しているのです。

なのでガチでエロいゲームを紹介する気はなかったけど、本作があまりにも素晴らしい出来だったので筆を取らざるを得ませんでした。

それによく考えると、エロゲーだから記事を作らないのは逆に恥ずかしいことなんじゃないかと思ったのです。

どんなにエロい要素があったとしても、同じ「ゲーム」なのだから別け隔てなく感想を述べる。それがゲームブロガーってものではないでしょうか。

 

ではエロゲーのレビュー記事を作る建前はこのへんにして、本作に注目した理由を説明します。

最近のパズドラがね、嫌がらせギミックばかりでもうパズルできないんです。

そこで「パズドラみたいなゲームないかな~」と思ってSteamを見ていたときに出会ったのが本作。
エロは後でついてきたのです。いや、ほんとに。

ちょうどセール中、60%offで82円でした。ワンコイン以下。
これはもう、神が買えと言っている。

 

※無修正パッチについて

本作を100%楽しむなら無修正パッチ導入は必須。
やり方はちょっとググればわかるので割愛します。

ちなみに僕はプレイ開始1時間でいったんゲームを終了し、迷わず無修正パッチを入れ、DLCを購入し、満を持して再起動しました。

バージョンに対応したパッチが必要なので、1回入れてパッチが効かなくても違うパッチで諦めずトライ!

DLCも無修正にできますが、別パッチを追加する必要があります。




やたら神クオリティのエロ&パズル

ワンコインの安物ゲームと侮るなかれ。
下手なフルプライスのゲームを凌ぐ、異常なほど神クオリティのパズル&エロゲーです。

プレイヤーは性欲丸出しのゲス野郎やモンスターとなり、女の子とパズルで対戦します。

女の子は主に服にダメージを受けるため、対戦中にあられもない姿に変化していく。
そのため左の盤面と右の女の子をせわしなく交互に見るハメになり、この時点で神ゲー確定です。

そして3戦を経たストーリーの最後には女の子と…

ちなみに服はターン経過で回復します。また、オプションから服破れオン・オフ設定可能。
オフは配信用でしょうか。一応、オフにすれば盤面に集中できるというメリットはあります。

 

キャラ絵・背景のクオリティが高い。
フルHD解像度に余裕で耐えています。

日本のエロゲーとはちょっと違う画風。こってりとした塗りの質感がだんだんクセになります。

コテコテにはエロくない感じで、上品さの一線をギリギリで保ってるのが良い。
よってこの絵なら「決してエロ目的でプレイしているわけではない」という独身男のプライドがギリギリで保てます。

特筆すべきは「動き」。
立ち絵からサービスシーンまで滑らかに動きます。
オマケ程度の動きではなく、パーツの分け方がわからないほど多数のパーツが連動する躍動感あふれる動きです。

そして当然のように女の子はフルボイス。
日本語表示はちょっと変だけど、ボイスは問題なし。そりゃそうだ。

BGMも普通に良曲で驚きます。

 

女の子は本編8人。DLCで4人追加。
全員に専用ストーリー&サービスシーンがあるのでボリュームも十分。
僕はDLC含めた全キャラ12人のエピソードコンプに6時間かかりました。その間ずっと、かつてないほどのテンションで遊んでいました。

安いエロゲーだと思って遊ぶと、いい意味で予想を裏切ってくる。
これが82円で楽しめるのはどう考えてもお得でしょう。

というか、なぜこんな値段で売ってるのか謎です。桁2つ間違えてません?

・本編はワンコイン
・スタミナやアイテムなどのゲーム内課金なし
・DLCもワンコイン

いやいや、このゲームは一体どこで収益化すんねんと。
むしろ何かしらで2000円ぐらい使わせてくれ。

どこぞの金を持て余した富豪がコスト無視して自分のために作ったゲームを、「せっかくだからみんなに見てもらおー」つって配布しているとしか思えません。

 

エッチなゲームということで、僕のように会話パートは全スキップしてしまう人が多そう。でもそんなストーリー部分もちゃんと作られています。

個性豊かな女の子ごとに、和風や近未来といった個性豊かな舞台・世界観をガッツリと構築。

オタクがコミケで謎の美少女戦国武将に出会ったり、学園モノだったり、ファンタジー、キョンシー、…とバラエティ豊か。

イケメンキャラが出てきてこれが自キャラなのかなと思いきや、自分はモンスター側やゲス大家、ゲス体育教師なので戸惑います。

なんだか物悲しいストーリーと、選択肢によって分岐する二つの結末。
この(ムダに)凝ったストーリーがキャラクターの魅力を掘り下げています。

余韻を残すエピローグにはPSの名作「ヴァルキリープロファイル」のような切なさがある。
よって本作は「エロゲー界のヴァルキリープロファイル」といっても過言ではありません。

 

本編ではアーリアクセスで遊べた前期キャラと、後に追加された後期キャラがいて、後期の方が出来が良い。

前期のダークエルフみたいなキャラから始まり、先に進むほどクオリティ高いキャラが出てきます。なので、最初に「なーんだこんなもんか」とナメてはいけません。
僕は前期キャラの大ざっぱな絵も独特の味があって好きですが。

DLC「Mirror: The Lost Shards」は、本編後期からさらなるクオリティアップを実現。

僕はエロ絵の仕事をやったことはないけど、本編キャラ程度なら僕でも描けると思います。(アニメーション以外)
でもDLCキャラは、僕の今の技量ではたぶん描けません。

 

格ゲーの名作「ヴァンパイア」シリーズに出てきそうなアクの強い本編の女の子に対して、DLCキャラはギャルゲーっぽいノーマルな美少女に寄せています。

絵はより繊細になり、静止画でも見応えがある。
この絵が本編より滑らかに動くのだからたまりません。

可動するパーツ数と連動が増え、動きがより自然に躍動的に。3Dモデルに見えるほど滑らか。
さらにパーツの境目・輪郭に色トレスした輪郭線を入れて回り込みを表現したことで、動いてもエッジが目立たない。パーツの重なりがより自然に見えます。

さらにさらに、キャラによってはコスチュームが二種類用意されているというサービスっぷり。

サービスシーンの新ギミックは「俺たちはこれを待っていた!」といえるもの。実用性が格段にアップ。

本作で珍しい胸の大きさ控えめ美少女・マドカちゃんのサービスシーンは特に気合が入っており、生生しい肌の質感や慣性に応じた動きをリアルに表現しているので必見です。
エロ関係なく「この肌の質感はどうやって塗ってるんだろう」とじっくり観察してしまうほど良く出来ている。絵師の職人技が炸裂している。スクショで紹介できないのが残念。

爆乳魔道士マフィカさんも必見。
描画もさることながら構図が素晴らしい。全てを見せてくれている。

よってマフィカ・マドカの2人を推します。

声優も、素人くさくて少し違和感があった本編より明らかに良くなっています。特にマフィカさんは良い声してる。

 

この、どこで利益を得ているのか謎なのにコスト無視で貪欲にクオリティを追求する姿勢にはエロを超えて感心してしまう。
あまりの完成度に「新サクラ大戦もこの技術で作れば良かったんじゃね?」と思ってしまうほど。

 

ストーリーも本編より凝ったものになりました。
ノベルゲーのような厚みがあり、読み物として楽しめます。

最後のサービスシーンにしか興味がない僕でも、世界観に引き込まれてテキストを読み、女の子の台詞を堪能してしまいました。

DLCキャラのイベントシーンでは多数の一枚絵が挿入されます。
そのどれもがイラスト集にして金を取れるクオリティ。

 

このように全てにおいて、DLCは本編をはるかに超えるゴージャスさ。
もはや続編といっても良いほどのクオリティアップを果たしています。

断言します、本編を入手したならDLCも買うべし!

本編とセットで買ってもセール時なら計184円です。
モンスターエナジーを買うお金を本作に突っ込み、エロで元気を出しましょう。

それにしてもこのDLCがセール時102円って、やはり販売元はどうかしている。
販売価格が内容と釣り合っていません。下手な和ゲーなら平気で本編8000円、DLC2000円とかで売るぞ。

ただ、拡張DLCは1つだけで他に並んでいるのはOSTやイラスト集なので、必要ないならセットで買わないように注意。

 

両親に見せても恥ずかしくないブログを目指しているということで、これ以上エロの話を深堀りするわけにもいかないためここからはパズルの話をします。

 

本作はパズルも良い出来なんです。

ゲーム開始した頃は「さっさとパズル終わらせて次見せろ次!」って気分だったのに、プレイするほど「女の子はどうでもいいからパズルやらせろ!」に変わります。

 

冒頭で話したとおり、盤面がパズドラに似ているから僕は本作に注目しました。
しかしこのパズル、パズドラとは別物です。

たしかに3個以上並べたら消えるのは同じだけど、一度に1マスだけ動かす仕様なので操作感が別物。
パズドラのようにぐるぐる動かすことはできません。

よって「パズドラみたいなゲーム」というアテは外れました。
でもこのチマチマ動かすだけのシンプルな仕様が頭からっぽで遊べるから楽しい。

パズドラみたいに頑張って連鎖を組む必要はなく、1マスづつ、ちまちまとテキトーにイジるだけで特大コンボが炸裂。
これがなんだかクセになる面白さで、気がつくと軽く30分ぐらい吹っ飛んでいる時間泥棒な中毒性があります。

 

最初のチュートリアルで色々説明されてなんだか難しそうだと思ったけど、実際やることは簡単でした。

・1ターンでなるべく沢山消す
操作した列より下段は動きにくい仕組みなので、下段を動かす。

・事前にセットしたアクティブスキルを必要に応じて使う
パッシブ・アクティブスキルの2種類を事前にセット。アクティブは4スロットまで拡張可能。

この2つだけです。1手先を読むとかは別にやらなくてもいい。

じゃあ運ゲーかというとそうではなく、盤面への「嗅覚」というか、コンボになりそうな形が見えてくるので上達を感じる。だから不思議と飽きません。

 

その上でレベルデザインもちゃんと作り込まれています。

後半へ行くほど丁度いいペースで難易度が上がる。DLCの相手は本編よりちょい強い。
強い相手は盤面を凍らせたり、一色を消せなくしたり、嫌がらせギミックで邪魔してきます。その点はパズドラでした。

ヌルゲーという意見も多いけど、リトライ無限かつ連戦が無いから簡単に感じるだけで、対戦自体はやりごたえありますよ。
特に本編終盤・DLCは育成を進めた上でかなりキワキワの勝負になるので、クリアしたときは達成感あります。

難易度変更はできません。
でもご安心を。経験値によりステータス・スキルがパワーアップ可能で、負けても経験値が入手できるためまず詰むことはないです。

ちなみに連戦はクリア後のスコアアタックモード(サバイバル)で存分にプレイ可能。
エロに飽きたらパズル、パズルに飽きたらエロ。そんな往復ができます。

 

このように、本作はエロだけでなくパズルゲーとしてちゃんと遊べる神ゲー。
何度も言いますが、こんなゲームを課金なし、DLC合わせて184円で売る販売元は狂ってる。

 

では最後にちょっとした攻略を紹介し、攻略情報で記事を締めることで「真面目なゲームブログ」感を出したいと思います。

宝石(虹色のダイヤみたいなやつ)が重要です。たぶん。

宝石は一列5個消しで作れて、右クリックすると事前にセットした効果が発動します。
例えば、固定ダメージ系なら発動するだけで相手に大ダメージを与える。

ではどうやって5個並べるか。

上画像の赤で囲った部分のような「真ん中ひとつ空けて2個が並んでいる」場所を探します。「〇〇☓〇〇」みたいな形のところですね。
そして真ん中の入れ替えを狙う。

意図的にこの状況を作るのは難しいので運ゲーです。
しかし運ゲーといっても、気にしていれば2・2で並んでいることに気づけるので、意識次第でチャンスは増えます。

スキルの種類は沢山あるけど、結局のところ固定ダメージの攻撃重視で早期決着を狙ったほうが良い気がします。
相手も回復してくるので、回復重視で粘ってもジリ貧で勝てません。

 

全キャラクリア後、スキルを組み替えてチャレンジモードをクリアしました。
(ステータスは全MAX)

連戦となるチャレンジモードは、攻撃型ではクリアできませんでした。
異常宝石を消すスキルを組んで耐久型にカスタムした方が良いようです。
スキルで相手の厄介な邪魔攻撃を潰しつつ、怒りゲージを溜めた後の攻撃力で倒せます。

 

まとめ

「日本に「表現の自由」があって良かった~」
と思いました。
決して現実世界ではできない体験がここにある。

本記事はエロ話をばっさりとカットしているので、最後に意味わかんないことを言い出したと思われるかもしれません。
でもプレイすればわかります。

今までレビューしてきた300本のゲームの中で「無人島に持っていくゲームを一本だけ選べ」といわれたら本作を選びます。

「パズドラみたいなゲーム」という当初のアテは外れたけど、もっと素晴らしいお宝を見つけた。そんな気分です。

 

「Mirror」の評価:93/100点
こんな方におすすめ:面白いパズルゲーム+αを求めている







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