こんにちは。久しぶりにゲームの記事を書きました。
その久しぶりのゲームが当ブログ初のエロゲー。
これまで300本以上のゲーム記事を書きましたが、完全なエロゲー※は本作が初です。
正直、本作を記事にするかは悩みました。
当ブログは両親に見せても恥ずかしくない全年齢向けの健全なブログを目指しているので。
それでも本作の素晴らしさに感銘を受け、筆を取らざるを得ませんでした。
エロゲーだからといって記事にしないのは逆に恥ずかしいことじゃないか?とも思ったのです。
エロゲーも同じ「ゲーム」なのだから別け隔てなく感想を述べる。それが本物のゲームブロガーってもんでしょう!
※無修正パッチについて
本作を100%楽しむなら無修正パッチ導入は必須です。
やり方は少しググればわかるので省略します。
私はプレイ開始1時間でいったんゲームを終了し、
迷わずDLCを購入し、
無修正パッチを入れ、
満を持してプレイ再開しました。
あなたもきっとそうするはず。
バージョンに対応したパッチが必要です。パッチが効かなくても違うパッチで諦めずトライ!
DLCも無修正にできます。(本編パッチとは別のDLC用パッチが必要)
やたら神クオリティのエロ&パズル
ワンコインの安物ゲームと侮るなかれ。
下手なフルプライスのゲームを凌ぐ、異常なほど神クオリティのパズル&エロゲーです。
プレイヤーは性欲丸出しのゲス野郎やモンスターとなり、女の子とパズルで対戦します。
ストーリーの最後には女の子と…
対戦中、画面右の女の子は主に服にダメージを受けてあられもない姿に変化します。
左の盤面と右の女の子をせわしなく交互に見ることになり、この時点で神ゲー確定。
服はターン経過で回復します。チャンスを逃すと服復活でもどかしい。
攻撃を畳み掛けて一気にズタボロにしたいところです。
キャラ絵・背景のクオリティが高い。
フルHD解像度に余裕で耐えます。
日本のエロゲーとはちょっと違う画風。
一見エロくないデザインと、こってりとした塗りの質感が上品です。
この絵なら「決してエロ目的でプレイしているわけではない」と言い張れます。
特筆すべきは「動き」。
「Live2D」※で、立ち絵からサービスシーンまで滑らかに動きます。
オマケ程度の動きではなく、パーツの分け方がわからないほど多数のパーツが連動する躍動感あふれる動きです。
(※パーツごとに絵を描き、組み合わせてモーションをつけるやつ。作る側としてはめちゃ面倒くさい。)
「エロゲのBGMは良曲」の法則通り、切なく美しいBGMが良い。
女の子は当然のように日本語フルボイス。
日本語テキストはちょっと変だけど、正直テキストなんてどーでもいい。
女の子は本編8人。DLCで4人追加されます。
全員に専用ストーリー&サービスシーンがありボリューム十分。
私はDLC含めた全キャラ12人のエピソードコンプに6時間かかりました。その間ずっと、かつてないほどのテンションで遊びました。
安いエロゲーだと思って遊ぶと予想を裏切ってきます。
これが82円で楽しめるのはどう考えてもお得でしょう。
というか、なぜこんな値段なのか謎です。桁2つ間違えてね?
・本編はワンコイン
・スタミナやアイテムなどのゲーム内課金なし
・DLCもワンコイン
いやいや、このゲームは一体どこで収益化すんねんと。
むしろ何かしらで2000円ぐらい使わせてくれ。
金を持て余した富豪がコスト無視して自分用に作ったゲームを「せっかくだからみんなに見てもらおー」つって配布しているとしか思えません。
エロゲーの会話パートは全スキップしがち。そんなストーリー部分もちゃんと作られています。
個性豊かな女の子ごとに、和風や近未来といった個性豊かな舞台・世界観をガッツリと構築。
オタクがコミケで謎の美少女戦国武将に出会ったり、学園モノだったり、ファンタジー、キョンシー、…とバラエティ豊かです。
なんだか物悲しいストーリーと、選択肢によって分岐する二つの結末。
(ムダに)凝ったストーリーがキャラクターの魅力を掘り下げます。
イケメンキャラが出てきてこれが自キャラなのかなと思いきや、自分はモンスターやゲス大家、ゲス体育教師で戸惑います。
余韻を残すエピローグにはPSの名作「ヴァルキリープロファイル」のような切なさがある。
本作はエロゲー界のヴァルキリープロファイルといっても過言ではありません!
本編ではアーリアクセスで遊べた前期キャラと、後に追加された後期キャラがいて、後期の方が出来が良い。
前期のダークエルフみたいなキャラから始まり、先に進むほどクオリティ高いキャラが出てきます。だんだん作画が良くなるのでテンション上がる。
(前期キャラの大ざっぱな絵も独特の味があって好きですが。)
DLC「Mirror: The Lost Shards」は、本編後期からさらなるクオリティアップを実現!
本編の女の子は、格ゲーの名作「ヴァンパイア」シリーズに出てきそうなアクの強さです。
対して、DLCキャラはギャルゲーっぽいノーマルな美少女に寄せています。
絵はより繊細になり、止め絵で見応えがある。
しかも本編より滑らかに動くのだからたまらない。
可動するパーツ数と連動が増え、動きがより自然に躍動的に。3Dモデルに見えるほど滑らかです。
さらに、パーツの境目・輪郭に色トレスした輪郭線を入れて回り込みを表現したことで動いてもエッジが目立たない。パーツの重なりがより自然に見えます。
さらにさらに、キャラによってはコスチュームが二種類あるサービスっぷり。
サービスシーンの新ギミックは「俺たちはこれを待っていた!」といえるもの。実用性が格段にアップしました。
本作では珍しい、胸の大きさ控えめ美少女・マドカちゃんのサービスシーンは特に気合が入っています。
絵師の職人技が炸裂する、生生しい肌の質感や慣性に応じた動きは必見。
エロ関係なく「この肌の質感はどうやって塗ってるんだろう」とじっくり観察してしまうほどの出来。スクショで紹介できないのが残念です。
爆乳魔道士・マフィカさんも必見。
描画もさることながら構図が素晴らしい。全てを見せてくれている。
よってマフィカ・マドカの2人を推します。
声優も、素人くさくて少し違和感があった本編より良くなっています。特にマフィカさんは良い声してる。
総じて、DLCは続編といえるほどのクオリティアップを果たしています。「新サクラ大戦もこの技術で作れば良かったんじゃね?」と思うほど素晴らしい出来。
どこで利益が出るのか謎なのに、DLCでさらなるクオリティを追求する貪欲な姿勢には頭が下がります。
断言します、本編を入手したならDLCも買うべし!
本編とセットで買ってもセール時なら計184円です。エナドリを買うお金を本作に突っ込んでエナジーを得ましょう。
(ただし、エナジーを得た後にどっと疲れが押し寄せます)
このDLCがセール時102円って、やはり販売元はどうかしています。
販売価格が内容と釣り合ってない。
DLCはストーリーも本編以上に凝った仕上がり。
テキストを送っても送っても終わらない、ノベルゲーのような厚みがあり読み物として楽しめます。
間に多数の一枚絵が挿入されます。
そのどれもがイラスト集にして金を取れるクオリティ。
サービスシーンだけが目当てな私もテキストを読み、女の子の台詞を聞き、ストーリーを堪能しました。
ちなみに、拡張DLCは1つのみ。他はOSTとイラスト集です。
両親に見せても恥ずかしくないブログを目指しているので、これ以上エロ関係の話を深堀りするわけにもいきません。
ここからはパズルの話をします。
パズルも面白いんです。
ゲームを始めた頃は「さっさとパズル終わらせて次のシーン見せろ次!」って気分だったのに、プレイするほど「女の子はどうでもいいからパズルやらせろ!」に変わります。
パズルのルールは、いわゆる3マッチパズル。※
※ゲーム用語集
テキトーに動かせば特大コンボが炸裂。この頭からっぽで遊べるシンプルさが楽しいです。
1手先を読むとかは別にやらなくてもいい。
じゃあ運ゲーかというとそうではなく、コンボになりそうな形が見える「嗅覚」が研ぎ澄まされて上達を感じます。だから不思議と飽きません。
軽く30分吹っ飛ぶ時間泥棒な中毒性があります。
最初のチュートリアルで育成要素など色々説明されてなんだか難しそうに感じるけど、実際やることは以下の2つだけ。
・1ターンでなるべく沢山消す
操作した列より下段は動きにくいので、下段を動かす。
・事前にセットしたアクティブスキルを必要に応じて使う
パッシブ・アクティブスキルの2種類を事前にセット。アクティブは4スロットまで拡張できます。
秀逸なレベルデザインも時間泥棒の要因です。
後半へ進むほど丁度いいペースで難易度が上がります。
強い相手は盤面を凍らせたり、一色を消せなくしたり、嫌がらせギミックで邪魔してくるため一筋縄ではいきません。
「あと少しで勝てたのに!」と悔しさを味わわせてくれます。
ヌルゲーって意見もあるけど、リトライ無限かつ連戦じゃないから簡単に感じるだけで対戦自体はやりごたえありますよ。
特に本編終盤・DLCは育成を進めた上でかなりキワキワの勝負。クリアすると達成感があります。
連戦はクリア後のスコアアタックモード(サバイバル)で存分にプレイできます。
難易度変更は不可。でもご安心を。
・経験値でステータス・スキルを強化
・負けても経験値が入手できる
よって、まず詰むことはないです。
このように、本作はパズルゲーとしても楽しめる神ゲー。
エロに飽きたらパズル、パズルに飽きたらエロ。そんな往復ができます。
やはり、DLC合わせて184円で売る販売元は狂ってる。
最後に、ちょっとした攻略を紹介します。
攻略情報で記事を締めることで「真面目なゲームブログ」感を出したいので。
宝石(虹色のダイヤみたいなやつ)が重要です。
宝石を右クリックすると事前にセットしたスキルを発動。
例えば、固定ダメージ系なら相手に大ダメージを与えます。
様々なスキルを活用することで相手を一気に追い詰めたり、起死回生の大逆転が可能。
宝石は一列5個消しで作れます。
ではどうやって5個並べるか。
上画像の赤で囲った部分のような、真ん中ひとつ空けて2個が並ぶ場所を探します。「〇〇☓〇〇」みたいな形のところですね。
そして真ん中の入れ替えを狙う。
意図的にこの状況を作るのは難しくても、意識すれば2・2の並びに気づいてチャンスが増えます。
全キャラのストーリークリア後、スキルを組み替えてチャレンジモードをクリアしました。(ステータスは全MAX)
ストーリーは、固定ダメージ系スキルで組んだ攻撃型カスタムでさっさと倒せばOK。
一方、連戦となるチャレンジモードは攻撃型ではクリアできませんでした。
守りを安定させて確実に勝つ耐久型カスタムの方が良いです。
異常宝石を消すスキルで相手の邪魔攻撃を潰しつつ、怒りゲージを溜めた後の攻撃力で倒します。
まとめ:無人島に持っていきます
「日本に表現の自由があって良かった~」
と思いました。
現実世界ではできない体験がここにある。
当記事はエロ話をばっさりとカットしたので最後に意味わかんないことを言い出したと思われるかもしれません。でもプレイすればわかります。
今まで感想を書いてきたゲーム300本の中で「無人島に持っていくゲームを一本選べ」といわれたら本作を選びます。
…本かDVD持っていけって話ですね。
エロパズルの親戚が登場しました↓
エロの次は沼。3マッチパズルには要注意です↓