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PS4 レース

ニードフォースピード ペイバック【評価/攻略】スーパーカーのお祭りゲー 退屈させない工夫が盛り沢山

投稿日:2018-11-20 更新日:






Paybackの意味は「復讐」。
仲間にハメられた主人公の復讐劇を描きます。

新世代機向けとしてはシリーズ2作目。

ド派手なカーアクションのおいしいとこ取りを存分に楽しめる一方、課金要素などいくつか気になる点があります。

その辺を含めて「スーパーカーのお祭りゲー」の魅力を紹介するので、ぜひご一読を。

NFSシリーズのレビューはこちら↓





スーパーカーのお祭りゲー

本作は「スーパーカーのお祭りゲー」な作風です。

nfsシリーズは作品ごとに開発スタジオが違うため、前作「2015」とは方向性が異なります。

前作は夜間・舗装道路のみのストイックな作風、実写ムービーを交えた走り屋の人間ドラマが特徴でした。

対して本作はオフロード、数百mの大ジャンプ、ドラッグレースなど、ド派手なカーアクションのおいしいとこ取りを楽しめます。
ハリウッド映画のようなストーリー・演出も見どころ。

 

「復讐」を描くストーリー

ストーリーは「復讐」を描きます。

舞台はラスベガス風の架空都市「Fortune Valley(フォーチュンバレー)」。
アメリカンなスケールで広がる荒野に、突如としてそびえ立つド派手な大都市です。

主人公はストリートレーサーのタイラー。

4人チームでケーニグセグ・レゲーラの強奪を企てるけど、仲間の裏切りでカジノ界のドンに捕まってしまいます。

すっかり落ちぶれて運転手の仕事をこなす中、久しぶりにレーサーとして腕を振るったら自宅を爆破されて死にかけます。
もはや失うものが無くなり無敵になったタイラーは復讐を決意するのでした。

 

落ちぶれたタイラーの車はこのオンボロ旧車。
ってこれ240ZGじゃね?状態が良いものは1000万円を下らないはずですが。

 

最初に選ぶ3車種の中にホンダが誇る峠最速車「S2000」があって驚く。
数千万円のスーパーカーが山ほど登場する本作では、S2000も入門用のローパワーマシンです。

 

本作の目玉は、オープニングで乗る「ケーニグセグ・レゲーラ」。

1500馬力、ダイレクトドライブ方式、プラグインハイブリッド、ディヘドラル・シンクロ・ヘリックスドア、などなど凄い部分をあげるとキリが無いスーパーカーを超えたハイパーカーです。
2億円という価格が安く感じる不思議。

ゲーム開始後すぐに取り上げられるけど、クリア後に購入できます。

 

あえて普通なグラフィック

前作のグラフィックは、夜間に特化してポストエフェクトをバリバリ効かせた味付けでした。
対して本作のいかにもゲームらしいグラフィックはPS3時代に近い印象です。

この「あえて普通なグラフィック」はプレイすれば必然性がわかります。

・マップが起伏と変化に富んでいるので、絵作りに凝らなくても見映えが良い

・前作はエリアによって夜~夜明けまで時間帯が変わるニセ時間経過でした。一方、本作はリアルタイムに時間帯が変わります。
朝~夜まで時間帯によって景色が大きく変わるので飽きにくいです。

よって静止画だと物足りなく見えるかもしれないけど、プレイ中は美しい景色を堪能できます。

 

カスタム要素が本格的です。
NFSシリーズの中でもトップクラスの充実度。

グリグリと視点を変えながら部位を指定できます。ガレージでパーツを合わせるような感覚が味わえるのが楽しい。

車体ごとにパーツが別デザイン(一部互換)なので、色々組み合わせて眺めているだけでニンマリできます。

 

気持ち良く走れる挙動

ブレーキできっかけをつくってアクセル踏んで派手にドリフト!
気持ち良く走れる挙動はさすがの仕上がりです。

シミュレーターではない、ゲーム寄りの大ざっぱな挙動。

サイドで舵角を調整するといい感じに曲がれたり、ブレーキを踏まなくても全開で滑るとか、コーナーによって工夫の余地・発見があるので大味さは感じません。

そもそも、一般車の処理が忙しすぎるため挙動の大味さとか正直どうでもいいです。

シリーズ中でもかなり交通量多めで、アドリブ力・反射神経が試されます。

基本は右側を走ってスピードに乗り、ラインを変えたりショートカットしたいときは対向車が来る左側も使ってみる感じ。

事故ってもわりと大丈夫なのでご安心を。
衝突やリスタートのタイムロスは少なめ。頑張って減速して壁や岩への衝突を回避するより、正面衝突してリスタートした方が早いぐらいです。

大ざっぱな挙動で大ざっぱな運転を楽しめます。

 

オフロードでもド派手にドリフト!

ズルズルと滑りまくってスピードに乗るのが難しい本格的なラリー仕様です。

 

退屈させない工夫が盛り沢山

起伏に富んだオープンワールド

本作はイベント地点へ直接ファストトラベルできません。※

普通、レースに向かう途中の移動時間は退屈なもの。
しかし本作はそんな移動時間も退屈させない工夫が盛り沢山です。

看板破壊、放置車両・パーツ、トラップボックスなど収集要素が多々。
地形は起伏に富んでおり、ショートカットやジャンプ台やいたる所に配置してあります。

さらに、各地にはチャレンジが点在しておりフリーラン中いつでも挑戦可能。

具体的には、
・スピードラン:一定区間の平均速度
・スピードトラップ:ゲート通過時の速度
・ドリフトゾーン:一定区間のドリフトスコア
・ジャンプ:ジャンプ台からの飛距離

チャレンジ中でなくてもドリフトや逆走・ニアミスでスコアが入るためつい走りに夢中になります。

ファストトラベル地点からレースまでの距離もフリーランを楽しむのにちょうどいい。

これらの工夫により、移動時間も退屈せず楽しいです。

「ミッションに直接ファストトラベルしたい」という意見も見かけますが、それでは退屈しないように工夫を凝らしたオープンワールドの意味が無くなります。
僕はイベントへ自走で行く仕様で良いと思いました。

 

前作のように他プレイヤーとフリーランはできません。オンラインはレースのみ。
ファストトラベルに並んでこの仕様も不評らしいけど、自分としてはのんびり走りたいので歓迎です。

前作は、ガレージから出たら即他プレイヤーの車にぶつかってファンメールを貰った苦い思い出があります。
この一件で、二度とオンラインはやりたくないと思いました。
次にオンラインのフリーランを導入するときは、ガレージ出て4秒で衝突仕様を直してくれ。

 

※ファストトラベルについて

ファストトラベルできる場所は、
・ガソリンスタンド
・ガレージ
・ショップ

ファストトラベルのロードが短くて快適です。こんなに広いマップをどうやって読み込んでいるんだろう。

 

道路から外れたオフロード部分も走れます。これがフリーダムすぎ。
激しい高低差や起伏もお構いなしにどこでも走れます。

ナビのルートでは蛇行するような道のりも直線で突っ切っちゃう。
ダメージは見た目だけで走りには影響しないのでやりたい放題です。

 

6種類のスタイル別イベント

レースイベントはスタイル(カテゴリ)別。
スタイルに応じて3人の主人公・車が切り替わります。

スタイルは以下の6種類。
・バトル
・ドラッグ
・ドリフト
・オフロード
・Speedcross
・ランナー

各スタイルに応じたイベントがあります。

イベントには「サイドベット」というチャレンジが設定されており、達成すれば賞金が増えます。
ただし賭け金が必要なので失敗すれば減額。

以下、代表的なイベントを紹介します。

 

「スプリント」
「サーキットバトル」



複数台でレース。スプリントは一周、サーキットは周回コースです。

 

「タイムトライアル」
「脱出ポイント」

タイムトライアルは1人で走り、チェックポイント通過で制限時間加算。
脱出ポイントは敵・警察つきのスプリント。

警察は、多少の当たりではビクともしないのを良いことにやりたい放題です。
全速力のミサイルアタック、物量作戦、ECUキルスイッチで完全に殺る気。

 

「ドリフトトライアル」

ドリフトで得点を稼ぎます。ナイトロ中は倍率キープできるのがミソ。

 

「ドラッグレース」

直線の加速勝負。
最大5ラウンド制。2勝(3勝)すると勝利。

操作方法が特殊なので最初は戸惑うこと必至。

強制的にシフト操作がマニュアルになります。
ベストなタイミングでシフトチェンジするとナイトロゲージが増加するので、リズムゲーのようにシフトを合わせます。

ときには起伏や緩いカーブがあったり、見通しが悪く一般車が多かったり。
そんな所でドラッグバトルすると当然ヤバいことになります。

 

「運び屋ミッション」



運び屋として制限時間内に複数のポイントを回ります。

ポイントを周る順番は自由。
プレイヤーの判断に委ねられた部分が多くて困ります。しかも街中は入り組んでいるので迷子になりがち。

ミニマップのナビは逆走ルートやショートカットを表示しないため、ナビを見て迂回すると間に合わないのも厄介です。

 

「流しのレーサー」

ストーリー進行とは無関係の、やりこみ要素。

マップ上をフリーランしているライバルとバトルします。

先行中にポイントが入り、一定量振り切ると勝利。各チームの全レーサー・全レベル倒すとボスが登場する首都高バトル方式。
ライバルは倒すたびにマシンレベルを上げて再出現します。

 

 

難点

ここまで語ってきたように、いい意味で大ざっぱに楽める良作です。
しかし真面目にやり込む場合は気になる難点があります。

 

チューニングにガチャ要素

チューニングはなんとガチャ。

スロットを回してチューニングパーツ(カード)の性能を決定します。
これがガチャゲーらしい沼要素で、欲しいパーツが入手できません。

ガチャ1回に「トークン」が3個必要です。
トークンはレースで勝つか、カード1個処分で1個入手。不必要なカードとカードの交換比は3:1。
つまり、いくら地道にプレイしてもガチャを回すリソースが全然足りません。

レース勝利でもパーツ入手できるけど、性能はランダムなのでやはり狙ったパーツを入手できません。

しかもパーツを苦労して入手しても他車に使用不可。
新車を買ったらまた1からカード集めをやり直しになります。

まあ妥協してテキトーに強化すれば問題ない範囲です。でも理想的なパーツを狙うとストレスは大きい。

なぜこんな仕様なのかといえば、リアルマネーでガチャを回せるからです。
ガチャを渋くして課金に誘導するソシャゲ仕様。

ちなみに、頑張ってパーツを揃えたところで結局はライバル車のインチキ補正で接戦になるため報われません。

 

金欠

スタイルごとに車両が必要なので常に金欠です。
せっかく魅力的な車が揃っているのに欲しい車が買えません。

ストーリーミッションをこなすだけでは金が全く足りない。
得意なイベントは最低限のマシンでクリアし、苦手なイベントで使うマシンに稼いだ金を突っ込む、という地味なやりくりが必要。

前述のチューニングシステムと合わせて、車をイジる自由度が低いです。
車やガレージは良い出来なだけにもったいない。

なぜこんな仕様なのかといえば、リアルマネーで車を買えるからです。

 

カテゴリが増えてさらに強烈な金欠・課金↓

 

オフロードが理不尽

後半から急激に難易度が上昇します。特にオフロードで苦戦。

難しいのは良いけど、理不尽さが目立つのが問題です。

 

色味が紛らわしい上、前の車の土煙で何も見えない。柵やガイド的なものが何もないので道がわかりません。

レイアウトも意地悪で、大ジャンプからいきなり急カーブとか、邪魔な場所に障害物があったりで初見では避けようが無い。

コースは広いのにチェックポイントが狭いのもツラいところ。
外すとUターンして通過し直すハメになり、取り返しがつかない。1ミス即リタイア。

ライバルのAIにもイラつきます。
こっちはミニマップをちらちら見ながら必死で走っているのに、谷底へ心中する勢いでライバルが横っ腹にガンガンぶつけてくるし、1位は容赦ないスピードで走り続けるし。

衝突されて谷底に落ちてもリスタートできるからまだマシです。衝突の勢いでチェックポイントを外すと復帰できないので大惨事。

 

道×ライバルの相乗効果でストレス倍増です。

 

まとめ:とりあえず車に乗ってかっ飛ばしたいならコレ!

最後までたいしたバグも無く楽しめました。

あんなに熱中していたのにクリアした途端にさーっと熱が冷めていく。この辺はいつものNFSですね。

多くの要素を含んでいるだけに、細かくケチをつけようと思うえばいくらでもできる内容です。
ただ、最近レトロレースゲーばかりやっていたせいで神がかった面白さに感じました。

必死で対向車を避けながら起伏に富んだ広大なマップを爆走し、いろんな車でいろんなバトルに挑む。
この楽しさの前には細かい不満は吹き飛びます。満腹になりました。

課金要素などの問題点は、カジュアルに楽しむ分には気になりません。

「とりあえず車に乗ってかっ飛ばしたい」方には、真っ先にオススメしたい作品です。

 

 

エレクトロニック・アーツ







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