「仁王2 Deluxe Edition」買ったぞー!
この俺が11,880円出したぞー!
僕が11,880円出すって相当なことですよ! (知らんがな)
DLC3まで長い付き合いになりそうです。
現在、たぶん中盤まで進みました。
そこで中盤までのプレイで感じた、仁王2の感想をまとめました。
仁王2を買ったけど、
「仁王2は難しすぎる!」
「なにこれクソゲーなの?」
そう思ってしまったあなたには、オススメの攻略法を伝授。
当記事を見れば、どなたでも中盤まではクリアできます。たぶん。
もくじ
序盤の感想
新要素でパワーアップした「戦国死にゲー」
仁王2とは、「戦国死にゲー」というジャンルで登場した仁王の続編。
大まかな感想は「最終体験版」の感想と同じです↓
「戦国死にゲー」として、前作からあらゆる面でパワーアップ。
大きな新要素では、「妖怪の力」を使うシステムが追加されました。
具体的には次の3つ。
・妖怪化:妖怪になってゲージが尽きるまで大暴れ
・妖怪技:妖怪の技が使える
・特技:敵の大技にカウンター
妖怪化・妖怪技は前作でいう九十九武器・将来護符みたいなもんです。
なので、仁王2で一番特徴的なのは特技。
特技はダークソウルでいう「パリィ」です。
敵が大技を発動する時、これでもかとわかりやすい赤エフェクトが出ます。
この赤エフェクト技には特技で反撃可能。
つまり赤エフェクトが来たときはピンチと同時にチャンスです。
むしろチャンスはここしかない。
というのも仁王2はカウンター前提のバランスなので、敵へ安全に攻撃できる機会が少ないんです。
敵はこちらの入力を見てからの後出し攻撃だったり、アーマーで割り込んでくるので、正面から先手を仕掛けるのは無謀。
その点、カウンター後は絶対的なチャンス!
特にボス戦はカウンターのタイミングをつかむのが最重要になります。
このように、前作から「できること」が増えて操作・システムが複雑化。
しかも、ボスに勝つには持っている引き出しを全部使う必要があります。
僕は仁王2をプレイしているうち、だんだん頭がゲシュタルト崩壊みたいになってきて、指が思うように動かなくなりました。
・攻撃
・走り
・回避
・ガード
・カウンター
・妖怪技
これら使い分けで頭と指がぁ~
そのうち指のホームポジションまで変になってきました。「あれ、R2はどの指で押してたっけ?」みたいな。
でも次に紹介するように、複雑化したシステムのチュートリアルとして序盤ステージがよくできているのでご安心あれ。
チュートリアルとして丁寧に作られた序盤ステージ
序盤の数ステージでは、新システム&敵のパターンを覚えた分だけ戦闘が有利になることが実感できます。
前作より自分のできることが増えたし、相応に敵も色んなことをやってくる。
その中で、前作以上に丁寧で濃密な死にゲー体験があります。
なので序盤はステージ・ボスともに文句なく楽しい。
序盤の数ステージを遊ぶだけで、前作から格段に進化していることが実感できました。
理不尽感が控えめなので、序盤の難易度は前作より下がっている印象。
前作の「海坊主」に比べたらこんなもん楽勝ですよ。
よって「前作よりサクサクいける感じかな?」と思わせますが、数ステージ後はちゃんと「戦国死にゲー」の本性を現します。
後述する「夜刀神」ステージで、さっそく前作経験者の鼻がへし折られる。
さらに中盤からのステージ道中が鬼すぎるので、死にゲーファンも大満足の死にゲー体験ができます。
前半の強敵といえば「濡れ女」。
回避に頼るプレイヤーを容赦なく狩り取るヘビ女。
「回避だけではなく、ガードも重要」ということを教えてくれる奴です。
▼行動パターン
・接近からの尻尾・髪なぎ払い:回避困難
・つかみ攻撃:ほぼ即死
・麻痺ビーム:カウンター技がスカる
▼攻略法
接近してガードを固める。掴みだけ注意して回避。
近距離ならカウンターも安定。
それにしても、「濡れ女」とはけしからん名前ですね。
オススメのステ振り、装備
序盤の感想を語り終えたところで、ちょっと基本的な攻略の話をします。
仁王を始めるとまず迷うのが、ステータスの振り方。
とりあえず、全部バランス良く10まで上げるのがオススメです。
それ以降、武器種ごとの優先ステータスを伸ばす感じでOK。
理由は次の3点。
・ステータスは10までの上昇値が大きい
1周目程度のステータスでは特化ビルドの効果が薄いのでバランス良く振った方がお得です。
・防具にはメリット効果を発動するのに必要なステータスがある
つまり、最初からステータスを特化すると装備の能力が引き出せません。
・ステータスの振り直しは簡単にできる
前作の経験でいうと、振り直しに必要な「六道輪廻の書」は余るぐらい手に入るので、後で理想のステータスに整えれば良いかと。
装備のトレハンについては、先に進めば次々ともっと良い物が手に入るので、前作と同じく1周目で塚堀りや鍛造はしなくてもOK。
仁王は平気で4周するようなゲームなので、それらの要素は後でいくらでもできます。
そもそも、序盤~中盤で詰まるのは装備のせいではなく腕の問題なので、装備を強化しても楽になりません。
中盤の感想
ステージ道中がキツすぎ!ザコ強すぎ!
序盤ステージはチュートリアルとして丁寧に作られていると言いました。
しかし「夜刀神」ステージあたりで開発が本性を現し、それ以降は地獄に突入します。
ステージ道中のキツさは前作なんぞ比較にならないと感じました。
前作はまだ一体一体を着実に処理すれば道が開けた覚えがあるけど、仁王2はもはや無限地獄。
「遠くから遠距離攻撃で1体ずつ処理し、不意打ちに注意しながら少しずつ歩を進める。」
そんなお手本プレイが通用するのは序盤だけです。
中盤からは次から次と理不尽の嵐が襲ってくるので、正面から相手をしていては時間&リアル気力がいくらあっても足りません。
敵は単体でめちゃ強い。攻撃は即死級だし硬いので、タイマンでもこちらは必死です。
当然、複数を相手にするなんてムリ。
その上で、ちょっと横着して進むと必ず複数を相手にするハメになります。そういう仕組みになっています。
よって、1ミス即死な状況の中でなんとかタイマンに持ち込んで延々と強敵を倒し続けるか、完全スルーして突っ切る2択を迫られます。
仁王2の難度を引き上げているのが「餓鬼」の存在。
ザコ中のザコだと思ったら大間違い。
仁王2における縁の下の力持ち。安定して死にゲーさせる要因です。
・出の早い3連撃
・遠距離から石投げ
・ダウンさせると麻痺トラップ設置
・「共喰い合体」するとスパアマで硬すぎ強すぎ
これらの全てがプレイヤーの死因になります。
バクステしながら間合い外でウロチョロする動きもいやらしい。
コイツがどこからかわらわらと寄ってきて、目の前の敵と連携を始めます。
餓鬼がいるということは、他の敵がいるということ。敵がいれば近くに餓鬼がいる。振り返れば餓鬼がいる。
仁王2は餓鬼ゲーといっても過言ではありません。
攻略法:明度最大にして駆け抜ける
ステージ道中があまりにもキツいので、僕はザコとまともに戦うのを諦めました。
僕はダクソやブラボもプレイ経験ありますが、仁王2のステージ道中のキツさは別次元な印象です。
立ち回りの工夫でどうにかできるレベルではない。開発者が想定する攻略法が見えません。
いや、クソゲーではないですよ。
開発者が想定しているレベルが高すぎて見えないだけです。
初見だと先が見えないことで地獄感が倍増するので、2周目からは違う感想になるかもしれません。
でも、そもそもまともに攻略する気が失せる一番の理由は、以下のように仁王のステージ道中は攻略するリターンが薄いことです。
・アムリタ稼ぎなら社前でやればいいし、装備は先に進めばもっと良いのが出る
・どうしても欲しいレアアイテムは無い。後で「遺髪」だけ回収すればいい。
ショートカットと関係ない常闇ゾーンなんて、攻略難度とリターンが明らかに釣り合っていません。
よって、クリアするだけならショートカット以外の探索は無視して目的地に向かって一直線が楽。
敵を処理しないと、複数の敵に追いかけ回され、順路がわかるまで地形に引っかかりまくったあげく囲まれて何度もやられます。
それでも完全スルーして駆け抜けた方が、正面から戦うより結果的に早くクリアできます。
もちろん、ステージを味わい尽くしたいならじっくり攻略した方がいいと思いますが…
仁王2のスクショが暗すぎて何も見えないので、僕はなるべくデフォ設定でプレイする派ですがスクショを見やすくするために明度最大にしました。
プレイする上でも、明度を上げると地形が見やすくなるメリットがあります。
敵配置や順路を把握しやすくなるので難易度が一段下がる感じ。
スクショのために明度最大にしたら快適すぎて、僕はもうデフォ設定に戻せなくなりました。
とはいえ、雰囲気がだいぶ変わってしまうので困ったときだけにしたほうがいいかも。
餓鬼の不意打ちでハメ殺されたりで、どうにもキツいときは明度最大をお試しあれ。
ボス戦の感想:着実に上達できる良ボス揃い
「ステージ道中はスルーしていく」と決めてしまえば、問題はボス戦だけ。
ステージ道中は鬼すぎてまともに攻略するのを諦めましたが、ボス戦は中盤以降もパターンを覚えた分だけ着実に上達できる良ボス揃い。
ただ、その中でも何体か「いやいや、その動きはアカンやろ」と思ってしまう強ボスがいます。
1体の強ボス相手に、長いときは90分以上死に続けました。直前の社からリトライマラソンの繰り返しがツラいです。
とはいえ、粘って攻略を詰めると安定しました。ちゃんと勝てるようになっています。
ここからは自分なりに考えた、中盤までに登場する強ボスの攻略法を紹介します。
ネタバレになるので、強敵相手に詰んで投げそうになったときに見てください。
「仁王2最速クリアを目指す配信」をyoutubeで何人かやってたのをちらっと観ました。
実際に自分がプレイしてみると、仁王2ぶっ通しクリアは精神的にほんとキツいと思いました。特にボス戦のトライアンドエラーの繰り返しは疲れます。
ストレス無く楽しむなら、一日にメインミッション2つぐらいが適当ですね。
とはいえ、ついやめ時を見失って次のミッションに行って、集中力を欠いたプレイでボコボコにされるのが仁王。仁王2にもその魅力があります。
夜刀神
仁王2で初めて出会った強敵。
撃破に90分かかりました。ステージ道中もめちゃムズくて心折れそう。
でもたどり着いた攻略法は簡単です。
▼攻略
・間合い外から様子見し、腕突き刺しを見て走って接近。横から攻撃して両腕のヘビを倒す
腕を上手く攻撃する方法は武器種によるけど、上段が良いっぽい。
・ヘビ無しで常闇化させる
ヘビ残しで常闇になったら、ひたすら逃げるか妖怪化。
てかヘビ残しで常闇になったら諦めた方が早いかも。
この2点だけでOK。
他のタイミングで下手に手を出すとボコボコにされます。
たたりもっけ
「夜刀神」以来に出会った、久しぶりにヤバい奴。
攻撃範囲が広いので、下手に回避すると全て狩られます。
そして極めつけは常闇状態。ロックが外れる上に赤い玉の飛び道具と連携し、スタミナも回復しないし、どうしようもねぇ。
▼攻略
・飛行からの突進攻撃にカウンター
他のボスにも言えますが、攻撃の隙に差し込むのはやめてカウンターだけ狙うと安定します。
・クナイ、亡霊はガード
削り値が低いのでガードが安定。回避するとロクなことにならん。
・常闇時→赤い玉をロックして妖怪技・夜刀神
赤い玉を自力で壊すヒマはありません。攻撃する気力も無い。
なので、妖怪技を使いましょう。
夜刀神なら8割は削れるので、玉が亡霊を出す前に破壊可能。
ちなみに、常闇中は妖怪技が強化されます。これ地味に重要。
勝利が見えたら妖怪化で壊すのもアリ。
浅井長政
ここまでに出会った中で人型最強ボスかも。
攻撃は回避困難だし、差し込む隙がない。
▼攻略
■通常
・スタミナを維持しつつガードで密着し、「2連をガード→派生を前回避」で背後から攻撃
攻撃はたいてい3連で、前回避でほぼ避けられます。背後から攻撃するとダメージアップ。
引きつけが甘いと突きに引っかかるけど気にしない。
・飛び上がったらガード
叩きつけガード後はチャンスだけど、たまに反撃があるので危険。
スタミナ温存のためにも手を出さない方が安定するかも。
・水ばら撒きは外側へ走る
技自体は簡単に避けられるけど、同時に本体が攻撃してくるのがヤバい。
派手なエフェクトの後ろで動く本体を見ておくのが重要です。
■常闇
・ホーミングレーザーは前(敵の足元)に走る
この技がエグい。横や後に避けると大変なことになります。思い切って前!
・赤カウンターだけ狙って妖怪ゲージ回収→妖怪技で攻撃
常闇中の行動は単調なので、赤攻撃の待ちに徹するのが安定。
相手が壁際にいるとき妖怪技・夜刀神がいい感じで入ります。
まとめ:DLC3の最後までとことんやります
ステージ道中がキツすぎるとか色々言いましたが、結論をいうと仁王2は面白いです。
僕は仁王2をDLC3の最後までとことんやります。
僕が仁王2に11,880円出したのは、自分にサンクコストバイアス※をかけて、とことんやるためという意味もあるんです。
仁王2の評価・攻略記事はシリーズ化するので、引き続きお付き合いください。
強ビルドや、武器種ごとの強い立ち回りを探っていく予定です。
※サンクコストバイアス(埋没費用効果)とは
「認知の歪み」の一種。
今までに支払ったコストを回収したい、もったいないという気持ちで後に引けなくなる。
何度も言うように僕は仁王2を11,880円で買いました。でも合う・合わないがあるゲームだと思うので、とりあえずパッケージ版の購入をおすすめします。
やってみて、気に入ったらシーズンパスも買いましょう。
前作はDLCで化けるゲームでした。仁王2も本編で「表の仁王」、DLCで「裏の仁王」が楽しめるはず。
さっそく裏の仁王に片方突っ込んでます↓