アクション PS1

ディノクライシス2【感想/評価】今度は俺が狩る側!魔改造ギガノトサウルスだけはお断り

投稿日:2019-07-22 更新日:

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むむ、これは一体どういうことだ?

画面にスコアが表示されたり、恐竜がハンドガン数発で倒れたり、前作と全然違うじゃないか。
もしかして買うゲーム間違えた?

と戸惑う、ディノクライシスの続編です。

 

もしかすると前作がムズすぎて投げてシリーズを見限り、続編が出ていることも知らない方がいるかもしれません。

そこで、クレーン操作に軽いトラウマを残しながら前作をクリアした私ヤギが続編をプレイ。
本作の特徴、本作ならではの面白さをサクッと解説します。

 

大まかにいうと、以下3点の流れで話を進めます。

・前作から大きく変わったゲーム性
・無限湧きについて
・前作とどちらが面白いか

結論としては、「今遊ぶにはちょっと…」と思いました。

前作のレビュー↓





ディノクライシス2は「恐竜を狩る」ゲーム

撃ちまくり狩りまくるハンティングアクション

撃ちまくり狩りまくり!

前作からうってかわって、爽快なハンティングアクションです。

前作は謎解き、敵の強さともに「バイオハザード」(バイオ)を超えるハードなサバイバルゲーでした。

本作は前作を逆方向に振り切ったような、カジュアルに遊べるのが売りのアクションゲームです。

 

まず、前作では見た目通りに凶悪な強さを誇っていた恐竜が弱体化。

前作は1体倒すのに1マガジン必要でした。今回はハンドガン2、3発で倒せます。
ショットガンは複数の敵を吹っ飛ばし、簡単に怯みをとれるのでゴリ押し可能。

しかもリロード不要。さらに改造によっていくらでもマガジン弾数を増やせます。

 

恐竜を倒すとなぜかクレジット(金)が貰えます
それを使って武器・弾薬・回復アイテムを購入。

敵は山ほど出てくる上に無限湧きなので、アイテム面で詰むことはありません。

コンボの概念があり、コンボに応じたポイントが貰えます。
連続で倒すだけでなく、

・カウンター:敵の攻撃動作に攻撃を当てる
・ノーダメージ:1エリア内で被弾無く敵を狩る

でボーナスが加算。
いかに上手く恐竜を倒してコンボを稼ぐかが醍醐味です。

 

キャラの機動力もカジュアル。
バイオとはかけ離れた動きが可能です。

具体的には、

・走り撃ち:ダッシュしながら武器を撃てる
・ステップ:素早く距離を取る
・体力低下による移動制限なし

特に走り撃ちが凄い。
どんな武器も走りながら無反動・無硬直でぶっ放せます。

 

謎解きもカジュアル。
というか、ほぼ無いです。

前作の「DDK」みたいなややこしいシステムは完全撤廃。

基本、複数エリアに別れたジャングルを往復するだけです。
目的・目的地はマップに表示されるので迷うことも少ない。

 

総じて、バイオと大きく異なるゲームになりました。
前作は「狩られる側」だったプレイヤーが「狩る側」に立場逆転。

それに伴い、前作の不満点である武器・恐竜の種類が増加しました。

 

バイオ4っぽいFPSパートが何回かあります。
アクション性を重視した鬼武者、デビルメイクライ、バイオ4を先どりしたような、実験作な色が強い作品です。

 

リアリティなんぞぶん投げたストーリー

オープニングから完全に開き直った展開。
「もう何もいうな、とにかくそういう設定だから」といわんばかりのぶん投げたストーリーです。

 

■あらすじ

カーク博士奪還作戦(前作)から1年後の2010/5/10。

サードエナジーが再び暴走。研究都市「エドワードシティ」は職員、軍人、市民ごと白亜紀にタイムスリップ!

生存者の救出と実験データの確保のために、政府は特殊部隊を白亜紀に送り込む。
その部隊にはカーク博士奪還作戦を生き延びたレジーナの姿があった。

せっかく前作で頑張ったのに、またサードエナジーが暴走して街ごとタイムスリップ?いい加減にしろ!
と言いたくなります。

あげく終盤にはトンデモ展開が待っており、エンディングも唐突。

 

見どころ

魔改造ギガノトサウルス

無理やり大ボス化したギガノトサウルスが登場します。

体長21メートル。ティラノサウルスが小さく見える圧倒的なデカさ。

・アゴの力だけでティラノを持ち上げるパワー
・煮ても焼いても死なないタフさ
でプレイヤーを追い詰めます。

 

しかし実際のギガノトサウルスはというと…

発見当初は「ティラノサウルスを凌駕する史上最大の肉食動物」と宣伝されました。名前がめちゃ強そう。

しかし研究が進むにつれて体格が下方修正され、現在はティラノと同じかやや小さい12.5mという説が有力。

体型はティラノに比べてスマート、頭骨もティラノに比べて小さく、アゴの力はティラノの3分の1以下と推定されています。

 

つまり本作のギガノトサウルスは魔改造版

本作のイメージが定着したらしく、近年の恐竜ゲー「ARK Survival Evolved」のギガノトサウルスはティラノの2倍近い体格です。

ゲーム以外では、映画「ジュラシックパーク3」のスピノサウルスも魔改造版でした。

 

おまけゲーム「DINO COLOSSEUM」

バイオ系ゲームのお約束、おまけモードが存在します。

その名も「DINO COLOSSEUM」。

キャラクターを選び、VR闘技場のような場所で恐竜を倒すモード。

 

本編クリア後にもらえるポイントを使ってキャラクターを購入。
前作登場キャラのゲイル、リックも使用可能。それどころか戦車、恐竜まで使えるようになります。

さらに条件を満たすと2人用対戦格闘ゲーム「DINO DUEL」が追加。恐竜対戦ゲーが実現しました。

 

ティラノサウルスとガチで戦えるのは嬉しいけど、出てくる敵をばったばったと倒すだけなので1人で遊ぶとすぐ飽きます。
バイオシリーズの「マーセナリーズ」や前作のオマケゲームのような、長く遊べる面白味はありません。

 

難点

無限湧きのゲームに良作はない

「無限湧きのゲームに良作はない」
という格言をどこかで見た覚えがあります。

本作をプレイしてその格言を思い出しました。

 

無限湧きする恐竜を軽快に倒しまくるカジュアルさは、最初は楽しい。
でもだんだんと無限湧きにウンザリしてきます。

倒した瞬間に次の恐竜がどこからともなく現れるエンドレス。
ウロウロするたびに無限湧きザコに襲われてウザいです。

しかも倒す旨味がありません。
稼ぎたいときは集中的に戦えば良いし、効率の良い稼ぎポイントがあるので道中で戦うメリットが無い。

湖上施設で棒立ちしながらプレシオサウルスを片すだけで、一生困らないクレジットが貯まります。
こういう稼ぎ方を覚えると道中の敵は邪魔でしかない。

 

ラジコン操作と相性が悪い

ここまでアクション重視だと、いよいよラジコン操作と相性が悪いです。

画面切り替え時に敵が視界外から飛んできて理不尽。射撃の軸合わせも面倒。

プテラノドンなんてほぼ視界に入らず一方的に真上からつついてきます。ウザい!
どこからともなく湧てくる。いくら倒しても減らない。

水中ステージの足場渡りはストレスマックス。
どこにジャンプするかわからない上にふんわり挙動で、失敗したときのロスがダルい。

本作をプレイすると、バイオ4がTPSになった理由がわかります。

 

進行が単調

カジュアルになった分、進行が単調です。

ひたすらお使いの連続。
代わり映えしないジャングルを探索し、指定のエリアに行っては戻るの繰り返し。

道中に恐竜の恐怖も無ければ、物資が無くなる心配もないためサバイバル感は皆無。

そのため、ずっと同じエリアをグルグルとメリハリ無く周ってる感じです。

 

薄味

キャラの絡みが薄く、シナリオも前作より薄味。

前作は3人のキャラが「あーでもないこーでもない」と揉めながら目標に向かっていくのが見どころでした。

本作のプレイヤーキャラ2人にそんな絡みはありません。

レジーナは前作で経験を積み、バイオのエイダみたいな上から目線になったのでリアクション薄め。
その分を相方ディランが補ってくれるのかと思いきや、こちらも特徴・魅力が乏しい。

結果、主役2人のどちらにも感情移入できないためプレイ体験が薄く感じます。

 

薄いプレイ体験&薄いシナリオ。
時間的なボリュームだけでなく、クリア後の満足感も薄いです。

 

1と2、どっちがオススメ?→どっちもどっち

「1と2、どちらがオススメ?」と問われたら、どっちもどっちというしか無い。
それぞれの長所・短所があります。

簡単にいうと、

・バイオを超える困難(面倒)に立ち向かいたいなら「1」
・単純にアクションを楽しみたいなら「2」
がオススメ。

 

前作はバイオを超えるサバイバル感を味わえます。
ただ、シビアな謎解き・弾薬管理があまりにも面倒で楽しめる人は限られる。

その点、本作はカジュアルで遊びやすい。
反面、サバイバル感が皆無なため前作の正当進化を期待すると「これじゃない」感があります。

 

僕としては前作の正当進化版「2」が遊びたかった。

でもディノクライシスは常に実験作なんですよね。カプコン看板タイトルのバイオハザードの踏み台的な。
だから「バイオ1→2」みたいな、前作の正当進化にならない。

 

あと、前作と2作プレイして「ゲームで恐竜を使うのはやっぱり難しいのかな」と思いました。
というのも、

・強さの調整が難しい
体格通りの強さにすると前作みたいに強すぎる。本作のように弱くすると恐竜の意味がない

・地味なわりに説得力のある動きを作るのが大変

・下手にアレンジできないのでバリエーションを増やしにくい

恐竜ゲーが少ないのはこの辺の理由のためだと思います。

 

まとめ

ラジコン操作バイオのシステムでバイオとは違う物にした結果、中途半端な作りです。

・雑なストーリー
・謎解きがなく、見た目が代わり映えしないフィールド
・道中は無限湧きの敵を倒すだけで単調

カジュアルになった反面、前作の賢い恐竜の魅力をゲームに組み込もうとしたオンリーワンな魅力がありません。

実験作の色が強く、色んな作品の踏み台になっているため今プレイすると新鮮味も薄い。
「今遊ぶにはちょっと…」って印象です。

とはいえ、恐竜相手の無双プレイは楽しいです。
前作の恐竜にボコられた方は、本作でリベンジしましょう!







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