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アウトラン【感想/評価】セガの青色は青空の青

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アウトランってどんなゲーム?

アウトランはセガのアーケードレースゲーム。1986年稼働。
ディレクターはあの鈴木裕さん。

大画面&スピーカーに加え、可動する大型筐体を採用。
ハンドル操作に合わせて筐体が左右に動き、クラッシュ時には振動するのだとか。

 

当時としては別格にリアルで美しいグラフィック。
景色がチカチカと凄いスピードで流れる独特のスピード表現は今でも見応えあり。

ヨーロッパっぽい公道が舞台で、自車のモチーフはあのフェラーリ・テスタロッサ。

全部で5ステージ、15コースの構成。
制限時間内にチェックポイントを通過できないとゲームオーバー。
コンティニュー無しの一発勝負です。

ステージごとに海岸、遺跡、砂漠、夕暮れなどバリエーション富か。
1つのルートをクリアしても他のルートも走ってみたいと思わせる魅力があります。

 

操作はアクセル、ブレーキ、2段シフトのシンプル操作。
挙動は素直で、変に滑ったりはしません。
アクセル・ブレーキの速度調整だけでコントロールできます。

 

クラッシュすると300km/h弱からカップル2人が投げ出されるけど、気を取り直ししてまた乗り込みます(笑

 

史上初のドライブゲーム

本作がゲーム史に名を刻む名作といわれているのは、「史上初のドライブゲーム」といえる作品だからです。

制限時間内にチェックポイントを通過するというシステムは従来通り。
ですが、車ゲーといえばサーキットで順位を競うものしかなかった当時、美しく描かれた公道を景色を楽しみながらひた走る「ドライブゲーム」として作られたのが画期的です。

 

まず分岐の自由度。

1ステージごとに左・右分岐があり、プレーヤーが自由に選択可能。
コース分岐は「ダライアス」のように樹形図状に広がっています。

当時、この自由度は画期的。
分岐してもやってることは同じなわけですが、美しい景色と相まって従来のレースゲームとは別次元の開放感があります。

ステージの移行はシームレス。
徐々に景色が変化する演出が美しいです。

ちなみに左(上ルート)が簡単で右(下ルート)が難しいらしいけど、やってみると大差ありません。どっちも難しい。

 

最終ステージごとにエンディングが違います。
画像は上ルート。この後ドライバーは…
下ルートの方が扱いが良い気がします(笑

 

そして音楽。
ルートだけでなくBGMも選択可能です。

・MAGICAL SOUND SHOWER
・SPLASH WAVE
・PASSING BREEZE
の3曲。

5分フルで聴かせる曲で、最後まで走りきればちょうどフルで聞けます。
ゲームBGMといえば短いフレーズのループが当たり前だった当時、これは画期的。
しかも3曲いずれも名曲。

 

これらの要素が相まって、今プレイすると2D版の首都高バトル、ニードフォースピードって印象を受けます。
それらオープンワールド系ドライブゲームの元になったのは間違いなく、史上初のドライブゲームといえる作品です。

そんな本作はストイックにレースを走るゲーム好きだけでなく、車好きの心までキャッチして世界中で大ヒット。

当時のセガは間違いなく世界最先端のゲームを作っていましたね。

 

サターン版のみ完全移植

PCエンジン、メガドライブ、サターン、PS2、3DS、Switchなどに移植されています。
その他、「シェンムー」や「龍が如く」のゲーム内ミニゲームに何度も登場。

PS2版はポリゴンでリメイクされている上、自車のデザインが別物。

なので今遊ぶなら3DSかSwitch版が良いかと。
ただし権利の関係でどちらも自車デザインが別物になっています。

 

オリジナルのテスタロッサにこだわるならサターン版一択。
それ以前のハードは性能が足りないため劣化移植。完全移植といえるのはサターン版だけです。

またサターン版は追加機能が盛り沢山で、オリジナルを超えたと一品と評価されています。
具体的に追加されたのは以下。

・国内・海外バージョンを選択可能
・「エキストライージー」
・オートマ
・隠しモード「スムースモード」
(オリジナルの30fpsを60fpsにする)
・グリップ力向上機能

今回はサターン版でプレイしています。
元のハンドル操作はアナログなので、サターンパッドのデジタル操作では少々厳しい場面も。
セガマルチコントローラー(マルコン)ならアナログ操作可能なので、本物にこだわる方はマルコンも買いましょう。

 

難しい!

当時のアーケードゲームらしくシビアな仕上がり。
実際は美しい景色を眺めている余裕なんてありません(汗

なんせ難易度ノーマルだと1回クラッシュするだけでタイムオーバー必至。

ステージ1から緊張感が半端じゃないです。
少しでもミスるとタイムロスが後に響いてクリア不可能になります。
最初からコースを左右に振って看板にぶつけようとしてくるからたまらない。

中盤以降、アップダウンで見通し悪くなってからのいきなりカーブとか、右に振ってから左急カーブで少しでも反応遅れると看板直行とか、完全に殺しにくるので覚えないとムリゲーです。

 

ディーフェンス!ディーフェンス!!

コースを覚えても一般車の配置はランダムなので毎回気が抜けません。

他車にぶつかるとスピンしてコースアウト。
車の処理に集中するとコース脇に追いやられてカーブでやはり外に弾き出される。

嫌らしく幅寄せしてくるし、ステージが進むと交通量が増えて後半はラグビーのように自車が取り囲まれちゃいます。

自車が横に並んだ瞬間に消えて判定も無くなるのが救い。
後ろから追突されたり、横から押されることはありません。

 

総じて、100円を瞬時に吸い込む難しさ。
さすが、大型筐体でコストかかってるだけあって回転率が良いですね。

僕は難易度ノーマルを諦めてイージーでクリアしました。
イージーでもゲキムズっす。

 

まとめ:セガの青色は青空の青

今プレイしてもグラフィックは美しい。
一方、1クラッシュも許さない難易度は当時のゲームらしくて懐かしい感じ。
僕は本作に思い出はありませんが、今プレイしても面白かった。

本作により、セガのゲームといえば青空の開放的なイメージが定着したそうです。
セガロゴの青色でイメージするのはソニックの前に青空。
それほどの影響を残した名作です。







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-レース, SS

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