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ドラゴンボールZ【評価/感想】アニメ完全再現の人形劇

投稿日:2018-08-05 更新日:





ドラゴンボールZの特徴

PS2・DBゲーの初作

PS2「ドラゴンボールZ」は、あのクソゲーと名高い「FINAL BOUT」から6年ぶりのドラゴンボール(DB)ゲーム。

発売当時、僕は高校卒業した頃でゲームどころではなかったのですが、DBゲーなのでやっぱり買っちゃいました。

 

Z2,3→Sparkingシリーズへと続き大ヒットを連発する、PS2・DBゲーシリーズの記念すべき一作目。

一作目ということで、ストーリーモード・登場キャラはセル編まで。
それでも、キャラ数は隠しキャラを含めて23人と多いです。
ドドリアやラディッツ、17号、ヤムチャが初めてプレイヤーキャラになりました。

次作「Z2」でトゥーンレンダリング(ドラゴンシェーディング)を導入する前なので、グラフィックは粘土みたいな質感でのっぺり。

 

アニメを完全再現

オープニングは、テレビアニメOP「CHA-LA HEAD-CHA-LA」をフルCGで完全再現。

「人形で完全再現してみた」みたいなノリが面白いです。

デモの原作再現度も高いです。むしろデモがメインみたいな作り。

表情豊かに原作を忠実再現しています。
定価で買った当時「おおーすげー」なんて思っていました。

久しぶりの新作なので新録ボイスも気合入っています。
以降の作品はアレンジが極端になる傾向があるので、本作ぐらいがちょうど良いですね。

セルも「ぶるぁぁぁぁぁ」に新録された「改」と違い、真面目に喋ります。

ifストーリー

原作を忠実再現した一周目をクリアすると、原作とは違うパラレルな展開が楽しめる「ifストーリー」が遊べるようになります。

ベジータやピッコロ目線のシナリオが追加。
フリーザ、セル目線のifストーリーもあります。この出来が良い。

今後、DBゲーでおなじみになる「ifストーリー」の走りであり、今ではおなじみのネタ要素が盛り込まれています。
原作の雰囲気を壊しそうで壊さないギリギリのさじ加減が絶妙。

アレンジ、オリジナル展開、新キャラを解禁して、その後のDB再ブームのきっかけを作った偉大な作品といえます。

 

「もしもセルがクリリンを吸収してしまったら」

セルは地球人最強のクリリンを吸収したのに大きくパワーダウン。ヤムチャ並の戦闘力になってしまいました。
このクリセルならばと、調子に乗ってタイマンを挑むヤムチャ。

バトルが地味

ボコボコ殴るだけ

ボコボコ殴るだけの簡単操作。なんだか地味です。

・上下段の区別がなく、ジャンプもない
・気功波は1発ずつしか撃てない
・かめはめ波などの必殺技は殴ってからのコンボ締め専用

よって遠距離戦が機能していないので、ボコボコ殴るしかない。
崩しは、チャージキャンセルで攻め継続してガードクラッシュさせるか、投げるだけ。

キャラ個性が薄いのも物足りないところ。
みんなモーション違いの技や、吹っ飛ばすだけのビーム系必殺技。

総じて、シリーズ初作ということで大味な印象です。
ただ後発の作品に引き継がれた要素は多く、本作がPS2・DBゲーの土台になっていることはわかります。

 

変身が面倒

「戦闘中の変身」が大きな特徴。
DBゲーでは初めての試みです。

戦闘中、界王拳や超サイヤ人に変身!
必要気力ゲージを下回った状態でダウンすると変身解除。

変身するには気力ゲージを貯める必要があります。
例えば、悟空の超サイヤ人はゲージ5本必要。

この変身システムも、やはり粗い仕上がりです。

ゲージ溜めに苦労するわりに大してパワーアップしてるように思えません。
しかも、変身後は気力が凄い勢いで減るため、たいてい1回ダウンしただけで解除されてしまう。
気がつくとお互い中途半端な形態になっており見栄えが悪い。

 

キャラのスキルをカスタムするのも本作の醍醐味。
しかしキャラのカスタム枠が変身スキルで埋まるため、変身をセットすると好きな技が使えなくなります。
特に悟空は段階が多いので酷い有様。

AIの出来が悪い

1人で遊ぶ場合、AIの出来が悪いのも問題です。

理不尽な強さ。難易度を下げても気持ち良く遊べない動き。

ガードが硬い、超反応、ダッシュ攻撃連発。
不利すぎる体力ハンデ戦もあります。

AIが理不尽に強いのは、おそらくボリュームを誤魔化してプレイ時間稼ぎするための仕様でしょう。

 

まとめ:PS2・DBゲーの進化を実感できる

正直、今プレイするのはツラい。

アニメ完全再現なデモ演出の充実度は後のDBゲーをはるかに上回っています。
大味な対戦の面白さはあの「ファイナルバウト」と大差ない。

これでも売上57万本。いい時代だ。

本作をプレイして、ここからDBゲーが同ハードで「スパーキングメテオ」までにどれだけ飛躍したのかを実感できました。
DBゲーの進化を確認するという意味で、今から本作をプレイする価値はあります。






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