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ペルソナ3 ポータブル【感想/評価】メガテン×学園リア充アドベンチャー

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メガテン×学園リア充アドベンチャー?
そんなゲーム売れるわけないやろ。

ところが売れるんです!大ヒットなんです!!

学校生活にロクな思い出がない私ヤギがペルソナ3をプレイ。

本記事は主にゲームの紹介ですが、まとめ部分に率直な感想を書きましたのでぜひ最後までご覧ください。



ペルソナ3ってどんなゲーム?

思い切った方向転換で大ヒット!

ペルソナシリーズの3作目。
「ペルソナ2罰」から6年ぶりの新作です。

「真・女神転生III」(メガテン3)制作チームが中心となって開発。そのため、

・プレスターンバトルの派生形「ワンモアプレスバトル」

・グラフィックモデルの流用

といったメガテン3の良い部分が受け継がれています。

 

メガテンシリーズならではのダークでトンがったセンスから一転、万人向けの作風。

ペルソナ2のオカルトチックで怪しい雰囲気も薄まり、学園生活の中でクラブ活動や恋愛イベントをこなしていくライトノベルのようなリア充風味になりました。

「真・女神転生IIIマニアクスのスタッフが作った!」
という売り文句と真逆の方向性で戸惑ったメガテンファン多数。

コミュニティシステム※はまるで恋愛アドベンチャーです。

※コミュニティシステム(通称、コミュ)

主人公は毎日学校に通い、何気ないイベントから年中行事やテストといった時事イベントをこなしてキャラとの親交度を上げていく。

コミュにはランクがあり、交流を重ねると成長。
成長すると経験値にボーナスがつくなどのメリットがある。

親交度に応じてキャラの態度が変わり、多数の女性キャラと恋愛関係になれる。

 

クラブ活動に放課後デート、休日もデートデートであー忙しい。

でもコミュを育てるのはやり込みに必須。
戦闘によるレベル上げ以上に重要な修行です!恋愛も修行の一環なのです!

この日常生活にプレイ時間の大半を費やすことになります。

 

メガテンシリーズのストイックな作風から思い切った方向転換。
これが新規プレイヤーを取り込みペルソナ3は大ヒット。大きなファン層を獲得しました。
そして「3」の基本システムは次作「4」「5」に引き継がれます。

以後、ペルソナシリーズの販売本数は「真・女神転生」ナンバリングを超え、アトラスの看板作品になりました。

「5」は全世界でのセールス240万本以上。
現世代の国内製RPGを代表する作品です。

 

■あらすじ

幼い頃に両親を失った主人公。

10年ぶりにかつて居た街を訪れたが、入居した学生寮で怪物の襲撃を受ける。そのときペルソナを覚醒。

その後、ペルソナ能力を持つ仲間から世界の真実について知らされる。
世界の真実。それは…

・1日と1日の狭間に隠された時間があり、そこにシャドウと呼ばれる怪物が棲む

・シャドウに精神を食われた人間は無気力状態になる

私立月光館学園はペルソナ能力者を学生寮に集め、特別課外活動部を結成していた。
シャドウの被害から人々を守るため、主人公はその一員となり戦いに参加する。

 

「4」に比べると、仲間はみんな暗い過去とトラウマを抱えており関係がギクシャクしています。
そんな仲間達が気持ちをぶつけ合い、関係が次第に変わっていくのは「3」ならではの魅力。

 

ワンモアプレスバトル

真IIIの「プレスターンバトル」を改良した「ワンモアプレスバトル」。

最大の特徴は「ワンモアプレス」。

・有効な攻撃を与えると敵がダウンして1回追加行動できる
再び他の敵をダウンさせればさらにもう1回行動。

・敵を全員ダウンさせると耐性無視&大ダメージの「総攻撃」を発動可能

以上により、上手く戦えば連続行動できるため上手く戦えば一方的に敵を攻撃できます。

しかし、逆に味方が弱点を突かれると敵に追加行動されてしまう。
主人公が戦闘不能=ゲームオーバーの本作で敵に連続行動されるのは危険です。

完勝と全滅が隣り合わせの、爽快感&スリルを楽しめます。

 

PSP版の変更・追加点

PSP移植版「ポータブル」は無印の3年後に発売。

・女性主人公の追加
・「4」からのキャラのゲスト出演
・「4」のバトルシステムを導入

など多数の追加要素・改良が加えられています。
(ただしfesの後日談は未収録)

「無印→fes→ポータブル」と仲間の戦闘AIに改良が重ねられ、ポータブルではついに仲間への直接コマンド入力が可能になりました。

オリジナル版の仲間は作戦指示に応じてAIが自立行動。
これがバカAIでもどかしく、無意味に補助スキルを連発するキャラは「タルンダ先輩」「テンタラフー先輩」と呼ばれていたものです。

ポータブルでもAIは少々バカですが、もどかしくない程度にちゃんと行動してくれます。
ボス戦では全員自分で動かして緻密に戦えるのが嬉しい。

 

演出は据え置き版に比べ簡略化されています。

まず日常シーンの2D化。

据え置き版は3Dマップでキャラを直接操作する形式でした。
ポータブルでは2Dマップでカーソルを動かす形式に簡略化。
画面上のキャラは一切動かない置物です。

2D化により格段にテンポが良くなりました。
さらに移動ショートカットがあり、カーソルを動かさなくてもサクサクとプレイできます。

これ、たしかに快適ですが味気はないですね。
最初、マップ上に主人公がいなくて戸惑いました。

 

さらに、
イベントシーンのアニメムービーとポリゴンキャラ演劇は削除。バストアップの1枚絵に差し替え。

演出の簡略化は、容量が足りないのが原因でしょう。
ペルソナ3経験者が携帯機で再びプレイしやすいように優先順位を考えた結果の仕様かと。
重要なシーンはフルボイスなので十分豪華ですが。

 

まとめると、

・据え置き版をプレイ済
・サクサク遊びたい
・戦闘をやり込みたい

そんな方は迷わずポータブルですね。

 

難点:日常だからダルいのは当然?

日常パートがダルい。
そして日常の占める割合が大きすぎる。

毎日毎日、何気ない日々の繰り返しです。そりゃ授業中に眠くもなりますよ。
まあ特別なことが起きたら日常ではないのですが。

スケジュールを消化するのにやたら時間がかかり、クリアするのに早くても50時間はかかります。

 

月に1度、満月の日に現れるボスを倒すとメインストーリーが進みます。

それ以外ではランダム生成ダンジョン「タルタロス」でレベル上げに勤しむだけ。

タルタロスは、上の階層に進んでも背景と敵の強さ以外ほぼ変化なし。
単調な構造は変わらず、特殊なギミックも無いので飽きます。
ダンジョンも何種類かあればいいのですが1種類。

メガテンならではの、手の込んだダンジョンを恐る恐る進む醍醐味はありません。

 

戦闘演出がカットできないのもダルい。

真IIIのように凝ったダンジョンもなく、ガツガツ悪魔合体するわけでもなく。
淡々とザコ戦でレベル上げが続くのでせっかくの戦闘システムも宝の持ち腐れな気がします。

また、満月イベント中はレベル上げできないので詰み防止のためにセーブ不可という仕様です。
なので敗北するとイベント前からやり直し。ツラいっ

 

その上で、後半までストーリーが進展しません。

マジでほとんど話が動きません。学園生活を満喫するだけ。
なので、途中で投げ出したくなります。

後半やっと大きな展開があるのですが、その後もお気楽ムードが続きます。
のんびり修学旅行とか期末試験やってる場合か?

 

「100時間以上遊べる」のが良いのか悪いのかは考えどころですね。

このペースじゃないと味わえないものがある。それはわかります。
でも僕は100時間も日常をダラダラ過ごすより、20時間で濃い体験がしたい。

 

まとめ:功罪相半ばする作品

「功罪相半ばする」作品だと思います。

ペルソナ3~5が大ヒットし国内ゲームを盛り上げたのは確か。
「カリギュラ」など、本作に影響されたと思われるラノベ風味の和ゲーも多数出ましたし。

でも僕は「真・女神転生III」のように、ダークでトンガッたセンス&凝ったダンジョンが好きです。
だからペルソナ3のヒットでメガテン制作のリソースがリア充ペルソナに流れたなら残念。

 

最後に賛否両論のエンディングについてですが、個人的にはアリだと思います。
幸せな時間を全うしたって印象で、柔らかな達成感に包まれます。

ただしポータブル版は人形劇などの演出カットにより投げっぱなし感が強いので、ポータブルから始めると十分に堪能できないかもしれません。

 

「俺が求めているのはこんなリア充アドベンチャーじゃねぇ!」
って方には、メガテン史上屈指の傑作といえるこの作品をおすすめします。

 

ペルソナ5の完全版がPS4で登場。
僕は5未プレイですが、ペルソナ5って全く悪い評価を聞かないですよね。
完全版買ってみようかな。

ペルソナ5 ザ・ロイヤル - PS4
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