「ストライダー飛竜」ってどんなゲーム?
あの「ストライダー飛竜」※が、2014年水準の美麗グラフィックで14年ぶりに復活!
リメイクではなく完全新作です。
ジャンルは、いわゆるメトロイドヴァニア※。
探索して新アクションを入手し、行動範囲を広げます。
※元祖は1989年のアーケード2Dアクションゲーム。
※メトロイドヴァニアといっても探索・謎解き要素は薄め。ほぼ一本道をサクサク進みます。
アクションの特徴は、壁や床に張り付いて縦横無尽に動けるところ。
攻撃はトンファーのような剣「サイファー」をブンブン振り回す。
道中で色々追加されて、最終的には属性4つ、必殺技4つ、クナイが使えます。
感想
私はシリーズ作品を遊んだことが無いので過去作と比較はできません。
とりあえず言えるのは、近年のメトロイドヴァニアとしてはイマイチな出来です。
以下、その理由を紹介します。
操作性が悪い
操作性が悪い。
足場張りつきの挙動・操作がもどかしいです。
勝手に張り付く。張り付いてほしいときに張り付かない。
モゴモゴしてて動けない。謎の屈伸運動を続ける俺の飛竜。
特に厳しいのが引力ギミック。
正直、ここはクソゲーだと思いました。
挙句の果てにラスボス戦が引力ギミックでもう嫌。
操作性ではなく私の腕が悪いのかもしれません。
ただ、私は難易度ノーマルをクリアした「A級ストライダー」(トロフィー取得率6.2%)です。
その私がまともに動けません。
大味
ゲームバランスが粗い。
敵の攻撃がやけくそ、めちゃくちゃ。
弾も敵も自キャラも、何がなんだかわかりません。
弾は速いし多いし、視認性が悪くて見えない。
ゲーム開始後すぐ、攻撃を避ける気が失せます。
めちゃくちゃな弾幕で削られる前に削る。
やけくそのようにわんさか置いてある回復アイテムを回収しまくる。
このゴリ押し攻略が基本。大味です。
地形ギミックはゴリ押しできません。
レーザーに触れるとなぜかフロア開始地点に戻されるため、電撃イライラ棒のようなストレスフルアクションを強いられます。
終盤ほど敵のゴリ押しが加速。
ラストステージはまさに苦行でした。
何かの冗談かと思う敵&弾密度。しかも中間セーブ無し。
運ゲー状態※でガチャガチャしながら瀕死でタワー左右を越えると、次の敵ラッシュはもっとキツい。
飛行メカが山のようにミサイルをばら撒く中、
右大型メカの見えない&回避困難な凍結ミサイルを食らい、
硬直切れたら左の同攻撃を食らう氷結コンボでハマり、
接近すると凍結地雷食らってハマる。
久しぶりにコントローラーを投げつけそうになりました。
ラッシュを越えるとラスボス戦の引力ギミック。
たまらずゲームをブチ切り、冷静になった翌日にクリアしました。
※1回被弾すると追撃を食らい続けて終わる、運ゲー感も問題です。
・無敵時間が無い
・一発食らうと吹っ飛ぶ、張りつきを叩き落とされる
・食らい判定が大きい
・もっさり挙動
・緊急回避に相当するアクションが無い。
・攻撃と地形に挟まれる。地形で自機が隠れる
これにより、多数の爆弾や連射系の射撃を食らうとあっという間に削られてしまう。
ワクワク感が薄い
ステージの見た目も構造も代わり映えしません。
敵は数種類の色違い。
メトロイドヴァニアの醍醐味、新しいエリアに来たワクワク感が薄いです。
探索・収集要素も薄く、やりがいが無い。
しかも置いてあるのは何の役にも立たない設定資料がほとんどで、見つけるたびにガッカリします。
クリアに要した4時間、延々と暗い場所をウロウロしていた印象です。
代わり映えしない場所を頭からっぽで突っ切ったので、3時間分の記憶が飛んでいます。
まとめ
近年のメトロイドヴァニアは大変出来の良い作品が多数あるので比較すると厳しいです。
あまり期待せず遊べば楽しめるかもしれません。
同系ゲームなら「Bloodstained: Ritual of the Night」の方が断然オススメ↓