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★★★★★ レース PS1

【R4 リッジレーサータイプ4】レビュー/感想/攻略:グランツーリスモに真っ向勝負 ナムコの本気を体感せよ!

投稿日:2017-10-07 更新日:




はじめに


1998/12/3発売。PS1のリッジシリーズ最終作。

前作「レイジ」の結果的に中途半端になったリアル路線の反省か、再びアーケードゲームらしい爽快な挙動になった。
壁にぶつかったときのロスは減り、道幅も広め。変な当たり判定もない。ドリフトを決める気持ちよさを存分に味わえる。

前作:「レイジレーサー」


PS1の描画性能を限界を限界まで引き出したグラフィック。
デモ映像発表時「この映像が本当にPSで動くのか」と問い合わせが殺到したという。
エースコンバット3といい、当時のナムコは神がかってる。

ちなみに1998年9月~1999年3月はPS黄金期。
・メタルギアソリッド
・クラッシュ・バンディクー3
コンバットチョロQ
アーマードコア MOA
・ファイナルファンタジーVIII
サイレントヒル

グランツーリスモに真っ向勝負


公式サイトの開発日誌からも、大ヒットした「グランツーリスモ」を意識していることがヒシヒシと伝わってくる。

「グラフィック」や「サウンド」そして「プログラム」、それら全体がまとまった時の「ゲーム」の質が現時点で業界最高のものでなくてはなりません。
少なくとも「シミュレーター」ではなく、「ゲームとしてのレースゲーム」という「ナムコのこだわり」を理解して下さるユーザーさんなら、何かしら我々スタッフの熱意を汲み取ってくれるかなぁと信じています。

そのこだわりは本気。
毎年発売されていたリッジシリーズだが、本作は開発に2倍の時間をかけて本気で作り込んだ作品。
スタイリッシュで前衛的な作風でありながら、余計なものを削ぎ落とし磨き抜いている。
「グランツーリスモ2」(本作の1年後発売)のような量的進化ではない。

量的進化:【グランツーリスモ2】


美しい景色を、カッコいい車で、カッコいい音楽にのせて走る。ただそれだけを追及。
GTが車好きのためのゲームなら、リッジはゲーム好きのためのゲーム。

ただし「使用できる車は300種以上!」はグランツーリスモを意識した誇大広告。
チーム(カラー)の違い、チューンナップによる同一車種が含まれている。実際は44種類。

「ゲームとしての美しさ」を追及


コンセプトは「映画の1シーンを走る」
リアルに再現するのではなく「演出された架空世界」として作り込んでいる。コースの種類は8コース。過去作の4コースから倍増。


事前に計算した影をテクスチャに描画。
計算の負担が減った分、リアルタイムの描画力がアップ。


シリーズ初のグローシェーディング(ひとつのポリゴンで色が変化)で丸みのついたツヤのあるグラフィックを実現。



色味の変化が美しい。
早朝、夕暮れ、ナイトレースなど時間帯による印象の変化。光と影のコントラストを演出。


(GT1)
こちらはシミュレーターといった感じ。


黄色を基調にしたスタイリッシュなインターフェイス。

BGM

大久保博、高橋弘太、中川浩二、中西哲一、境亜寿香と錚々たるメンバーが手がける。

激しさの中に儚さを感じる、いつまでも聴いていたいようなドラムンベース(高速テンポのダンスミュージック。幻想的なパッド音&太い低音ベース)。

レースチームそれぞれのほろ苦いストーリーにも重なり、雰囲気を盛り上げる。


由水桂のムービーとコラボしたオープニングも必見。


レース中の車をヒッチハイクする永瀬麗子。

 

異例のストーリーモード


「REAL RACING ROOTS ’99」。
「レイジ」のグランプリモードにストーリー展開が加わった。

コンセプトは「人それぞれのレーサー人生」
4チームとそのオーナーは様々な問題を抱えているが、プレイヤーの走りを見てそれぞれの人生が動いていく。


予選の順位に応じて車が変わる。
成績が悪いと現行車のチューンアップで済まされてガッカリ。
成績が良いと新車になるが、その場合は他チームも新車を投入するので難易度が上がる。


でしゃばらない演出がお洒落。
エンディングはチームごとのエピローグが流れる。
優勝の余韻を味わいながら、ストーリーの幕引きとBGMにひたる最高のひととき。

MMM (MICRO MOUSE MAPPY)


24歳の女性オーナー、ソフィ・シュバリエ。
レースについては素人。走りやチューンは監督ドナルドに任せっきり。
実はレースに思い入れがあり、主人公とスタッフに引っ張られて成長していく。

PRC (PAC RACING CLUB)


今シーズンから参戦する新チーム。オーナーは矢崎信次。
RTSオーナーの息子と面識があるらしい。最初こそとっつきにくいがプレイヤーの走りを見て態度が変化していく。
永瀬麗子の小イベントあり。

DRT (DIG RACING TEAM)


弱気の中年オーナー、ロバート・クリスマン。
この冴えない男がプレイヤーを見て自信と勇気を得ていく物語。

難易度は最高の「エキスパート」。加速、最高速度、ハンドリング、どれをとっても他車に劣る。
さらに敵車が速い。先頭はノーミスでようやく追いつけるほどのペースでぶっちぎってる。

RTS (RACING TEAM SOLVALOU)


オーナーはエンキ・ジルベルト。
自信に満ちあふれておりドライバーに対する口調も厳しい。PRCとは因縁がある。

 

デビルカー紹介

クリア後の「エクストラトライアル」でデビルカーと対決。勝利すると入手。


「ユートピア」
これアレでしょ?砂漠とかで最高速狙うやつでしょ?
ジェットエンジンで3750馬力。最高速399km/h。オーバルだとちょうどいい旋回性能で意外と乗りやすい。


「エキュルイユ」
軽自動車かと思いきや排気量500ccで500馬力。重量350kg。
ギア1段のみで時速300km。車というよりは、めちゃくちゃ速い自転車のような操作感。


「ナイトメア」
「熱核融合炉」というガンダムも真っ青なエンジン。総合性能は間違いなく最強。唯一、まともに走るデビルカー。


EXトライアルの最難関。先行すると全くペースを緩めない。コーナー2つで目の前から消えてしまう。

最初のコーナーからブロックし続けて1周目を耐えれば、2周目以降なぜかペースが落ちるのでなんとかなる。

こちらが乗るリザード最上級車No#10「レックレス」が扱いづらいのもツラいところ。曲がらず、ドリフトするとキュルキュル滑って止まらない。1ミスでアウト。


「ヴルカーノ」
「対消滅反重力エンジン」という別の銀河にでも行けそうな動力。
加速が速すぎ、挙動がクイックすぎて乗りにくい。エンジン音も「キューン」だったり色々おかしい。
タイヤが無いのにドリフトする。

 

おわりに


ナムコの意地を感じる作品。
独自のスタイルを貫いてグランツーリスモに負けないものを作り上げた。

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-★★★★★, レース, PS1

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