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R4 リッジレーサータイプ4【評価/攻略】ナムコの本気を体感せよ!グランツーリスモに真っ向勝負!

投稿日:2017-10-07 更新日:






いまどきのレースゲームは、
大ざっぱにいうと「グランツーリスモ」のようなリアル系と「NFSシリーズ」みたいなハチャメチャ系に分かれる。

 

リアル系の運転免許の試験みたいな操作ではなく、格好いい四輪車でかっ飛ばす、楽しい部分だけを味わいたい。

かつハチャメチャ系とは違う、ドライビングテクの上達も感じさせてほしい。

さらに最高のBGMとオシャレ感もほしい。

そんな贅沢な要求に応えるレースゲームは見当たらない。

 

そこで昔のゲームを振り返ると、20年前に贅沢な作品が登場していた。



ナムコの本気を体感せよ!

PS1「リッジ」最終作

1998/12/3発売。
PS1の「リッジシリーズ」最終作。

前作「レイジ」の、結果的に中途半端になったリアル路線の反省か、再びアーケードゲームらしい爽快な挙動になった。

壁にぶつかったときのロスは減り、道幅も広め。変な当たり判定もない。
爽快にドリフトを決める気持ちよさを味わえる。

 

こっちはこっちで面白い↓

 

ちなみに1998年9月~1999年3月はPS黄金期。

・メタルギアソリッド
・クラッシュ・バンディクー3
コンバットチョロQ
アーマードコア MOA
・ファイナルファンタジーVIII
サイレントヒル

など名作が続々と登場した。

 

リッジシリーズは後に次世代ハードでも発売されるが、評判はいまいち。

操作性は「初代&レボリューション」、雰囲気や作り込みは「R4」が最高と言うプレイヤーが多い。

PSアーカイブスでプレイできる他、
プレイステーションクラシック収録の20本に選ばれている。

 

操作性は違うけどシリーズ集大成的な「リッジレーサーズ2」も良作なのでおすすめ↓

 

他を圧倒する作り込み

PS1の性能を限界まで引き出したグラフィック。

PS1後期のナムコは「エースコンバット3」に代表される、他を圧倒する作り込みでとんがった作品を世に送り出していた。

その中の一つが本作。

 

色んな意味でとんがりすぎ↓

 

シリーズ初のグローシェーディング(ひとつのポリゴンで色が変化)で丸みのついたツヤのあるグラフィックを実現。

事前に計算した影をテクスチャに描画。
計算の負担が減った分、リアルタイムの描画力がアップ。

 

デモ映像を発表したとき、
「この映像が本当にPSで動くのか」
と問い合わせが殺到したという。

 

コンセプトは「映画の1シーンを走る」

リアルに再現するのではなく、ゲームとしての美しさを追及。

コースは「演出された架空世界」として作り込んでいる。

早朝、夕暮れ、ナイトレースなどコースによって時間帯の違う光と影のコントラストを演出。
美しい色味に目を奪われながら走る。

コースの種類は8コース。
過去作の4コースから倍増。

 

BGMは、
大久保博、高橋弘太、中川浩二、中西哲一、境亜寿香とそうそうたるメンバーが手がける。

激しさの中に儚さを感じる、いつまでも聴いていたいようなドラムンベース。
(高速テンポのダンスミュージック。幻想的なパッド音&太い低音ベース)

レースチームそれぞれのほろ苦いストーリーにも重なり、雰囲気を盛り上げる。

由水桂のムービーとコラボしたオープニングも必見の出来。

プレイしない人も、ぜひYouTubeか何かで見てほしい。

 

レース中の車をヒッチハイクする永瀬麗子。

 

グランツーリスモに真っ向勝負!

(公式サイトより抜粋)

「グラフィック」や「サウンド」そして「プログラム」、それら全体がまとまった時の「ゲーム」の質が現時点で業界最高のものでなくてはなりません。
少なくとも「シミュレーター」ではなく、「ゲームとしてのレースゲーム」という「ナムコのこだわり」を理解して下さるユーザーさんなら、何かしら我々スタッフの熱意を汲み取ってくれるかなぁと信じています。

公式サイトの開発日誌からも、
大ヒットした「グランツーリスモ」を意識していることがヒシヒシと伝わってくる。

そのこだわりは本気。

毎年発売されていたリッジシリーズだが、
本作は開発に2倍の時間をかけて本気で作り込んだ。

その中身は「グランツーリスモ2」(本作の1年後発売)のような量的進化ではない。

スタイリッシュで前衛的な作風でありながら、余計なものを削ぎ落とし磨き抜いている。

技術力とセンスを結集した、まさに芸術品と呼べる仕上がり。

 

一方、圧倒的な量的進化↓

 

黄色を基調にしたスタイリッシュなメニュー画面。
量を増やすどころか、逆に削ぎ落として磨き抜いた格好良さ。

 

ただ、量的進化ではないとはいえ、
「使用できる車は300種以上!」と、グランツーリスモを意識した誇大広告を出してる。

チーム(カラー)の違い、チューンナップによる同一車種が含まれているので、実際は44種類。

 

美しい景色を、カッコいい車で、カッコいい音楽にのせて走る。
ただそれだけを追及。

GTが車好きのためのゲームなら、
リッジはゲーム好きのためのゲーム。

 

人生を描くストーリーモード

人それぞれのレーサー人生

「REAL RACING ROOTS ’99」

前作「レイジ」のグランプリモードに、ストーリー展開を追加。

4チームから所属するチームを選択し複数戦を戦い抜く。

 

コンセプトは、
「人それぞれのレーサー人生」

様々な問題を抱えている4人のチームオーナーが、プレイヤーの走りを見て徐々に変わっていく物語。

 

でしゃばらない演出がお洒落。

エンディングはチームごとのエピローグが流れる。

優勝の余韻を味わいながら、ストーリーの幕引きとBGMにひたる。

この最高のひとときは、
他のレースゲームでは味わえない。

 

予選の順位に応じて車が変わる。

成績が悪いと現行車のチューンアップで済まされてガッカリ。

成績が良いと新車になるが、その場合は他チームも新車を投入するので難易度が上がる。

 

4チームの紹介

「MMM」 (MICRO MOUSE MAPPY)

24歳の女性オーナー、ソフィ・シュバリエ。

レースについては素人。走りやチューンは監督ドナルドに任せっきり。

実はレースに思い入れがあり、
主人公とスタッフに引っ張られて成長していく。

 

「PRC」 (PAC RACING CLUB)

今シーズンから参戦する新チーム。

オーナーは矢崎信次。
RTSオーナーの息子と面識があるらしい。

最初こそとっつきにくい態度だが、
プレイヤーの走りを見て変化していく。

永瀬麗子の小イベントあり。

 

「DRT」(DIG RACING TEAM)

弱気の中年オーナー、ロバート・クリスマン。

この冴えない男がプレイヤーを見て自信と勇気を得ていく物語。

難易度は最高の「エキスパート」。
加速、最高速度、ハンドリング、どれをとっても他車に劣る。

さらに敵車が速い。
先頭はノーミスでようやく追いつけるほどのペースでぶっちぎってる。

 

「RTS」 (RACING TEAM SOLVALOU)

オーナーはエンキ・ジルベルト。

自信に満ちあふれておりドライバーに対する口調も厳しい。
PRCとは因縁がある模様。

 

デビルカー紹介

最後にシリーズおなじみのトンデモ車「デビルカー」を紹介。

クリア後の「エクストラトライアル」でデビルカーと対決。
勝利すると入手できる。

 

「ユートピア」

これアレでしょ?砂漠とかで最高速狙うやつでしょ?

ジェットエンジンで3750馬力。最高速399km/h。
オーバルだとちょうどいい旋回性能で意外と乗りやすい。

 

「エキュルイユ」

軽自動車かと思いきや排気量500ccで500馬力。重量350kg。

ギア1段のみで時速300km。
車というよりは、めちゃくちゃ速い自転車のような操作感。

 

「ナイトメア」

「熱核融合炉」というガンダムも真っ青なエンジン。
総合性能は間違いなく最強。
唯一、まともに走れるデビルカー。

 

ナイトメア戦はEXトライアルの最難関。
先行すると全くペースを緩めない。
コーナー2つで目の前から消えてしまう。

最初のコーナーからブロックし続けて1周目を耐えれば、2周目以降なぜかペースが落ちるのでなんとかなる。

こちらが乗るリザード最上級車No#10「レックレス」が扱いづらいのもツラいところ。
曲がらず、ドリフトするとキュルキュル滑って止まらない。1ミスでアウト。

 

「ヴルカーノ」

「対消滅反重力エンジン」という別の銀河にでも行けそうな動力。

加速が速すぎ、挙動がクイックすぎて乗りにくい。
タイヤが無いのにドリフトする。
エンジン音も「キューン」だったり色々おかしい。

 

まとめ

ナムコの本気を体感できる作品。

独自のスタイルを貫いて、グランツーリスモに匹敵する作品を作り上げた。

 

その芸術品のような作り込みは現在でも光り輝く。

というのも、
最近のレースゲームって、リアル系以外だと「NFS」みたいなオープンワールドのハチャメチャ系ばかり。

意外とリッジのようなゲームは無い。

グラフィック、コースの種類、レースの面白さは、シリーズ集大成的な「リッジレーサーズ2」でも代わりになる。
しかしドリフトの挙動がかなり違う。オシャレな演出のストーリーモードも無い。

そのため、
「R4」は現在でもプレイする価値がある。

 

本作が気に入った方へ、
次におすすめするのはこの無重力レースゲーム↓







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