ヤギゲームブログ

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雑記

【おすすめ記事】ゴジラ映画のレビュー【全29作】好きなゴジラがきっと見つかる(更新中)

投稿日:2019-07-03 更新日:


出典:blog-imgs-70.fc2.com



ゴジラ映画は全部で何作あるかご存知ですか?

なんと29作もあります!(ハリウッド、アニメ除く)

29作全て観るのは大変ですし、作品の特徴を手っ取り早く知りたい方も多いのでは。
そこで、全作を観賞してきた私ヤギが全作の魅力をガッツリ&わかりやすく紹介していきますよ!

 

作品名横のカッコはおすすめ度です。(暫定)

【S】とりあえず観るべし
【A】良作
【B】楽しめるけど好みが分かれる
【C】退屈
【D】これはヤバい

 

ゴジラ映画全作を感想ツイートを引用しつつ、加筆しています。
記事完成まで長い道のりになりそうなので途中段階で公開中。最終的には全作加筆して大ボリュームになる予定です。

長―い記事になったのでスクロールが大変だと思います。目次から気になる作品に飛んでもらえると幸いです。
オススメの作品だけ知りたい方は、記事終わりの「結論:オススメのゴジラ映画は?」の項まで飛んでください。

 

ゴジラのゲームについて知りたい方はこちら↓

 

歴代ゴジラの強さを比較してみた↓




昭和シリーズ

ゴジラ(初代)【S】


出典:godzilla.store

公開:1954/11/03

ゴジラの逆襲【C】


出典:amazon.co.jp

 

■あらすじ

岩戸島に着陸した飛行艇パイロットの2人は、激しく戦う2体の巨大怪獣を目撃する。1体はゴジラ、もう1体の新怪獣は「アンギラス」と命名された。

オキシジェン・デストロイヤーが芹沢博士の死によって使用できないためゴジラを倒す手段はない。光に向かっていくゴジラの性質に基づき、灯火管制を敷いて市街地から遠ざけるしか対策はなかった。

しかし、脱走した囚人が起こした爆発事故がきっかけでゴジラは大阪に上陸してしまう。あとを追うようにアンギラスも上陸。大阪を舞台に2頭の怪獣による戦いが始まった。

どちらの怪獣が勝つのか、どうやって怪獣を撃退するのか。その答えは未だ誰にもわからない…

 

 

「ゴジラの逆襲」は初代の大ヒットを受けて制作された続編です。
ちなみにモノクロのゴジラ映画は初代と本作だけ。

初代のたった5ヶ月後の公開ということで、特撮は手間を省いた作り方になっています。
灯火管制を敷いてる設定なので街中に人がいません。逃げ惑う描写は脱獄囚だけに絞ってモブキャラを減らしています。

一方、前作のヒットを受けて特撮用の環境はパワーアップしており、新設されたステージに前作より大規模なミニチュアセットが組まれています。中でも大坂城が豪華で、ここで繰り広げられる暴竜アンギラスとの戦いは大迫力。

 

この大阪決戦までなら良作です。
しかし、なぜか大阪壊滅の後にほのぼのとした結婚式の話に移ります。

「小林さん、女の子はちょっとお魚とは違うんですからね」
「またやられたw」

「ふつつかな男でございますが」
「このやろうw」

焼け野原になった大阪を背景に笑いが絶えません。
この辺の描写がリアリティに欠けます。

その後、北海道支社に移った後の話が30分も続きます。
つまり、前・後半の二部構成みたいになってるんですよね。

この後半がとにかくダルくて、2大怪獣決戦の印象が薄れているのがもったいない。

結婚式や恋愛フラグを前半に回して、大阪決戦後にすぐゴジラを追ってラストシーンの方が良かったと思います。

 

あと、ゴジラとアンギラスの動きが本作だけカックカク。初代キングコングみたい。
というのも、撮影手法のミスがきっかけで「スローモーション」ではなく「コマ落とし」で撮影されています。
特技監督の円谷英二がミスった映像を気に入って採用されたらしいのですが、今観ると明らかに変です。

 

総じて「初代とほぼ同じスタッフが作ってるはずなのに、作り方によって出来に雲泥の差がでるもんなんだなー」と思いました。
そういう意味で、初代とセットで観ると面白いかも。

 

キングコング対ゴジラ【S】


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公開:1962/8/11

■あらすじ

自社製作のテレビ番組「世界驚異シリーズ」の視聴率不振に悩むパシフィック製薬は、「巨大なる魔神」の噂を話題にするためスタッフを孤島ファロ島へ派遣した。

スタッフは現地で大ダコと戦う魔神キングコングを目撃する。

一方、北極海では前作で氷山に封印されたゴジラが7年ぶりに復活。日本へ向けて南下を開始。

「キングコングとゴジラはどっちが強い?」という企画を思いついたパシフィック製薬は、キングコングを赤い汁と舞踊で眠らせて日本へ運ぼうとする。

しかし太平洋上でキングコングが眠りから目覚め、運搬していた船から脱出。日本へ向けて北上する。

ゴジラも日本に上陸し2大怪獣は激突。中禅寺湖で第一ラウンドが始まった。

 

 

 

 

モスラ対ゴジラ【S】

三大怪獣 地球最大の決戦【B】


出典:moviefanjp.moo.jp

 

■ストーリー

巨大隕石が黒部ダム付近へ落下した。
同じ頃、セルジナ公国のサルノ王を乗せたチャーター機は暗殺者の仕掛けた爆弾によって墜落。

その後、金星人を名乗る女性が東京に現れ、キングギドラの襲来、ゴジラ、ラドン出現を予言する。しかし誰も信じず無視されてしまう。

その予言は的中し3体の怪獣が現れた。
キングギドラが日本を破壊して回る一方、ゴジラとラドンは戦い始める。

キングギドラに対抗するため小美人が呼び寄せたモスラは「みんなで力を合わせてキングギドラと戦おう」とゴジラとラドンを説得。
始めは拒絶する2体だが、キングギドラに単身戦いを挑みボコボコにされるモスラを見て心を動かされる。

 

 

「三大怪獣 地球最大の決戦怪獣」のストーリーは「ローマの休日」の影響が強いのだとか。
しかし、急に金星人の意思に目覚めたサルノ王女が「なぜ私の言うことを信じないのですか」と連呼してキチガイ扱いされる展開は意味不明です(笑

阿蘇山火口で、金を貰って帽子を拾いにいく人が昭和っぽくて良い味出してます。このシーンが本作で一番お気に入り。
それにしてもモスラの歌フルコーラスは間延びするなー。

「地球最大の決戦」というわりにサッカーのように岩を蹴り合ったり戦い方がコミカルでなごみます。
ゴジラは格闘戦に不向きな体型なので、攻撃といえば岩を蹴り飛ばすか尻尾で叩きつけるしかないんですよね。それが後作のマンネリ化にもつながるわけです。

本作から、海外受けを意識した「富士山を背景にしたクライマックスシーン」が定着しました。

ちなみにタイトルで三大怪獣といいながら怪獣が4体出てきますが、三大怪獣とは地球側のゴジラ・ラドン・モスラのことでキングギドラは含みません。

 

怪獣大戦争【A】

ここで訂正したいのですが、シンゴジラ本編で使われていたのは「宇宙大戦争」です。怪獣大戦争マーチはエンディングで使われていました。
似てるようで違う曲です。

 

ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘【B】


出典:amazon.co.jp

 

■あらすじ

兄が南洋で行方不明になった青年、大学生2人、金庫破りの犯人の4人は色々あって盗んだヨットで南太平洋に出るが巨大なハサミに襲われて遭難してしまう。

命からがら南海の孤島レッチ島に流れ着いた4人だが、この島は秘密結社「赤イ竹」の工場となっていた。

島から脱出しようと作戦を考える4人は、脱走して来たインファント島の娘と出会う。娘から話を聞いた4人は、赤イ竹の悪事を阻止し島民を救出するため行動を開始。落雷でゴジラを復活させる。

ゴジラとエビラは海を舞台に壮絶な戦いを始める。一方モスラは…

 

 

「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」はタイトル通り、南国を舞台にしており明るい作風です。

元々はキングコングが主役の脚本だったらしく、その話を聞いて「どうりでゴジラ色が薄いわけだ」と納得しました。

ゴジラの性格がキングコング風で、三角座りで美女に見惚れる、落雷で復活、エビラの腕をもぎ取ってドヤ顔とか陽気なキャラになっています。娘を取って食ったといわれる初代ゴジラとは大違い。

 

モスラが出るのは最後にちょっとだけです。救助するだけで戦闘は無し。「怪鳥 大コンドル」の方が出番多いぐらい。

インファント島の住民がひたすら祈り続けるのですが、モスラは最後まで一切動きません。
無理やりタイトルにモスラを入れ込んだ感があります。

 

南国の海を舞台にしたバトルが特徴。
エビラとゴジラが岩バレーしたり、水かけたりして楽しそう。
エビラがゴジラを海中に引きずり込んで水中でも戦います。水中戦が描かれるのはゴジラ映画では初で、ゴジラ映画史上でも珍しいかと。他にはバトラ幼虫戦ぐらいしか思い浮かばないです。

 

人間側の敵は秘密組織「赤イ竹」。

M1919といった重火器から、基地防衛用のジェット戦闘機、水爆まで所持。
ただし「機関砲・戦闘機・核兵器」の中間が無い偏った装備。そして人手不足なので強いのか弱いのかよくわからない(笑

水爆の原料である重水を製造しています。野望を食い止めなければとんでもないことになっていたかも。

その前に汁の使い分けでエビラをコントロールできる時点で相当ヤバいですよね。汁で誘導して日本本土を襲わせることもできそう。

 

全体的にゴジラ映画を観ている気がしませんが、それを気にしなければ楽しい作品です。

 

怪獣島の決戦 ゴジラの息子【B】


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公開:1967/12/16

■あらすじ

ゾルゲル島では食糧問題解決ため気象実験「シャーベット計画」が行われていた。

いよいよ実験が開始されるが、謎の電波により実験は失敗。その影響で島は異常気象になってしまう。

異常気象により巨大カマキリが怪獣カマキラスへ変異。
カマキラスは小山に大きな卵を発見する。その卵から怪獣の幼体が誕生。カマキラスがその幼体に襲いかかるところへゴジラが現れ、ミニラを連れ帰る。

こうしてゴジラとミニラの島での親子生活が始まった。

 

 

「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」にはタイトル通り、ゴジラの息子であるミニラが登場します。

しかし初見では「このグレー色の醜いカタマリが息子?」とあ然とすること間違いなし。卵から生まれたけどこの卵、いったい誰が産んでしょうか。

そもそも、ゴジラ同種かどうか定かではないんですよね。人間が勝手に息子と呼んでるだけで。
ゴジラは突然変異で生まれた怪物だから同じ姿にはなれないはずだし。

それはともかく、ミニラはブサイクな上に着ぐるみが分厚いせいで動きがぎこちなく、「クウァークウァー」(たぶんパパーって言ってる)と鳴くのがなんとも哀れ。哀れすぎて可愛くなってきます。

生まれたてで3匹のカマキラスにボコられ、「カマキラスなんぞにやられおって」とゴジラに叱られるミニラ。いやいや、生まれたてだからムリだろ。

そんな厳しい教育を受けながらも、最後は雪に足を取られながら寒さで立ち上がれなくなっても頑張ってゴジラについていこうとするミニラ。
そんなミニラが最後は愛おしくなります

 

しかしミニラの人気はイマイチだったようで、昭和シリーズでミニラが出るのは本作含めて以下の3作のみ。

「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」
「怪獣総進撃」
「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」

平成シリーズではリトルゴジラに息子の座を奪われ、次に登場するのはミレニアムシリーズの最後「ゴジラ FANAL WARS」です。

 

人間ドラマ部分がなかなか面白い。秘境を冒険する感じが出ています。
実験隊がわかりやすいバカキャラ揃いで、チームの輪が乱れる中リーダーを務める高島忠夫がどういう判断を下すのかが見どころ。
子供向けのようで、人間ドラマ部分は大人目線でも楽しめる絶妙なバランスだと思いました。

しかし、核兵器並みの秘密実験なのに何者かわからない自称ジャーナリストを仲間にしちゃマズイだろ(笑

 

特撮では敵怪獣が見どころ。

カマキラスとクモンガは操演で動かしてるからやけにリアルです。
20人がかりで動かしているクモンガの動きは必見。

そのクモンガが怖すぎ。人間を恐怖に陥れ、カマキラスはもちろんゴジラ相手にも互角以上に戦います。最後は燃やされちゃうんですが。

 

終わり方が面白いですね。前作が上手い伏線になっています。

 

怪獣総進撃【B】


出典:amazon.co.jp

 

 

「怪獣総進撃」では怪獣達が人間にコントロールされて、怪獣ランドで仲良く暮らしています。
最終的に、いつゴジラが出てきたかほとんど覚えていない作品。

怪獣ランドの陸には管制装置。これで怪獣の脱走を防ぐのですが「本能と習性に応じて科学的な壁が設けてある」以上の説明がありません。
空にはいたるところに磁気防壁。凄い科学力だ。

しかし小笠原諸島で全員共存って、なんかスケールが小さいような気がします。

あと、「20世紀末(1994年)、国連科学委員会は硫黄島に宇宙港を建設」って、なんつーバチ当たりなことするんですか。その前に英霊のご遺骨を集めないと。

 

「協力もヘチマもないでしょ!怪獣を野放しにして!」とかセリフが雑で面白いです。

記者会見で関係者の博士が「なんにもわからないんだ」「今答えられる材料は何一つない」「それは私が一番知りたい問題の1つだ。知ってる人は教えてもらいたい」とか開き直ってるのが笑う。

おなじみの決戦地、富士山ではアナウンサーがのんきに実況中継。
「一番乗りはゴジラか、ラドンか、アンギラスか」「ゴジラを先頭にした怪獣軍。まことに壮観です!」「このすさまじい怪獣達の叫び声をお聞きください!」
完全に怪獣プロレスですね。

 

決戦での、キングギドラのボコられ方は本当に酷い。首3本、尻尾2本それぞれ痛めつけられます。見るに堪えません。
この数相手にキングギドラ1体はさすがにムリだろ!ガイガン呼んでこい!
ファイヤードラゴンもなんで加勢してあげないんでしょうか。キングギドラが倒されてから出てきても遅いって。

ラストはどう解釈すればいいんだろう。人間はまた怪獣ランドを作って怪獣達は囚われるのだろうか…

 

ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃【D】


出典:godzilla.store

 

 

「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」の怪獣シーンは、なんとすべて妄想。ファンタジックな作品。
タイトルだけでなくポスターの盛りっぷりも凄いですね。

 

ゴジラ達が住む、主人公イチロー君の妄想世界と、現実の強奪事件が交互に展開。

妄想ではミニラが普通に喋ったり巨大化します。
それにしてもミニラは相変わらず不細工ですね。どこを見てるかわからない視線も不気味。

いくら妄想でもゴジラが戦闘機を撃破して「バンザーイ」ってイチロー君…

 

後半はイチロー君の妄想癖がエスカレート。

最初は寝ているときに夢で観る程度でした。しかし最終的には誘拐されてる真っ最中に「そんなことよりミニラが大変なんだ」と目をつぶるだけで妄想の世界に入ってしまいます。それを強奪事件の犯人に「おい、起きろ!」と起こされる始末。

そんな強烈な妄想癖を持つイチロー君が健全とは思えず、とても応援する気になれません。

イチロー君は映画のラスト、看板屋の顔に有機溶剤のペンキをぶっかけて「やったぜベイビー!」と言って走り去り、「謝っておいて」と仕事中の親に謝らせます。
最後までイチロー君に好感が持てませんでした。

 

あと、主題歌「怪獣マーチ」の歌詞が凄いです。ゴーゴーゴジラは放射能♪って。
歌のメッセージを大まかにいうと「ゴジラ達より公害をまき散らす人間の方が本当の怪獣だ」。
ってことで、公害問題を真正面から描く次作「ゴジラ対ヘドラ」につながります。

 

ゴジラ対ヘドラ【B】


出典:amazon.co.jp

 

 

「ゴジラ対ヘドラ」はゴジラ映画史上最も作家性が強いと言われる作品です。

作家性が強い、とは「ゴジラ映画の枠にとらわれない」ということで、要するに「ゴジラを使ったオリジナル作品」と化しています。

「鳥も魚もどこにいったの~」
といきなり気持ち悪い映像とサイケデリックな主題歌「かえせ!太陽を」(麻里圭子/ハニーナイツ)から始まり、途中にも変なポエムやアニメが挿入されます。

全体的に割り切った作りで、

登場人物が全員棒読み。それを子供がワーワーと叫んで誤魔化す。
100人もいない100万人ゴーゴー。
対戦シーンのメリハリの無い泥試合。決着のやるせなさ。
朝焼け(夕焼けにしか見えない)を背景にゴジラが帰っていくカットは、ゴジラの顔だけを映すアングルで全く特撮する気がない。

このような低予算臭によって、なんともいえない終末的な寂しい雰囲気が出ています。贅沢な予算で豪華に作ったらこの味は出ません。

昭和ゴジラがマンネリを極め、低予算もいくところまでいったたからこそ生まれた異色作。
ゴジラの活躍を期待すると拍子抜けですが、当時の時代背景を知る上でオススメの一作。

実は被害者1千万人超えとゴジラ史上屈指の大被害が出ています。低予算な描写からは全く伝わりませんが。

 

地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン【C】


出典:amazon.co.jp

 

■あらすじ

「絶対の平和」をうたう非営利団体の運営で世界子供ランドが建設されていた。

そこで怪獣デザイナーとして雇われた、売れない劇画家の小高源吾は謎のテープを手に入れる。
テープを落とした女性と調査を進めるうち、子供ランドは地球征服を狙うM宇宙ハンター星雲人の秘密基地であることがわかった。

テープの電子音に気付いたゴジラとアンギラスは日本へ向かう。
一方、星雲人はキングギドラとガイガンを呼び寄せる。

決戦の地、子供ランドで地球怪獣と宇宙怪獣の死闘が始まる!

 

 

「ゴジラ対ガイガン」はゴジラが完全に「正義の怪獣」として描かれている作品。

緊張感抜群のBGMと「キーン!」って効果音で入るオープニングスタッフロールがめっちゃ格好いいので期待が膨らみます。
しかし、結論から言えばゴジラ映画屈指の駄作。

 

せっかく格好いい新怪獣ガイガンが出てくるのにこのストーリーでは台無しです。何のために誰が何をやってるのかよくわかりません。

まず主人公が劇画家という設定が全く活かされていないのが気になります。

Mハンター星雲人はなぜ売れない劇画家を採用したんでしょうか。シュクラ、ママゴンとかにも興味なさそうだし。
宇宙人は大衆芸術をナメてるのか、有名所を起用するお金が無いのか。

ヒッピーみたいなオッサンの存在意義もわからない。
しかも結局、苦労して入手したテープとか関係なくゴジラ達が独自に行動するので人間側の活躍は意味がありません。

敵の正体は「災厄の中で生き延びられる生命力を持つもの」です。つまりアレです。これが劇中、どアップで映るのがツラい。

あと細かい所では、敵のトップが「事務局長」って呼ばれているのが気になります。国連のトップをイメージしているのでしょうか。

 

本作最大の特徴はゴジラ・アンギラスの吹き出し会話
これは当時でも賛否両論だったそうです。
以下、会話のまとめ (太字がゴジラ)

「おいアンギラス」
「なんだい?」
「すぐていさつにゆけ」
「OK!」
「いそげよ」

以上のように2体には明らかな上下関係があります。

アンギラスは偵察に行ったせいで人間の通常兵器でボコボコにされます。その後、また会話があるのですが

「いそげよ」
「OK!」

ゴジラはいったい何様なんですか。一方のアンギラスは良い奴すぎて泣けます。

 

アンギラスは本当にかわいそうで、ゴジラに命令されて相模湾に上陸したものの防衛隊の攻撃に追い返されてしまいます。

一切攻撃しないままずっと攻撃を受け続けて、悲鳴を上げて逃げ帰る様子がかわいそう。「人間は攻撃するな」とゴジラに言われているのでしょうか。

このとき登場する「メーサー殺獣光線車」はゴジラ映画初登場です。アンギラスはその最初の被害者となりました。

 

人間ドラマ部分はユルい感じですが、怪獣バトルは激闘で見応えあり。

石油コンビナートの戦いは良い画だし、最後は流血デスマッチプロレス。片目を潰され額から地を流しゴジラや、1本背負いされるキングギドラとか他じゃ観れないです。

ダッグマッチになるのですがゴジラは相方がアンギラスではどうも不安。絵面が地味な地球怪獣2体に対して、敵は首3つとか、腹にノコギリとか特徴多すぎでしょ。

で、やっぱり敵の方が強くてボコボコにされます。かつてないほどボコボコです。コントロール装置を破壊しなければ確実に負けていました。

てか飛び道具を持っていないアンギラスはどちらが相手でも勝ち目無いのでは。

 

ちなみに本作の敵、Mハンター星雲人は次作「対メガロ」の海底王国シートピアと友好関係があるらしいです。そのため次作にもガイガンが登場します。
宇宙にも敵、海底にも敵。敵多すぎですね。

 

ゴジラ対メガロ【D】


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■あらすじ

197X年、アリューシャン列島の核実験は太平洋の大部分に影響を与えた。
怪獣島ではゴジラが目覚め、シートピア海底王国は環境被害を受けた。

シートピア人は地上人に報復するため、海底王国の守護神メガロを使い地上攻撃を開始。

さらに地上のシートピア人が等身大ロボット・ジェットジャガーを強奪。しかし良心回路を発動したジェットジャガーは人間の味方となる。

ジェットジャガーは怪獣島へゴジラを呼びに行き、自身は巨大化してメガロに立ち向かう。シートピア人はこれに対抗しガイガンを呼び寄せる。

世紀の「怪獣タッグマッチ」が始まる!

 

 

「ゴジラ対メガロ」は低予算臭が目立つ後期昭和ゴジラ作品の中でも、極限の低予算で作られた作品。

画が全体的に寂しいです。地味でスカスカ。

「アリューシャン列島の核実験が太平洋の大部分に影響を及ぼし~」と始まり方だけは大作の予感がしますが、直後の湖で子供がボートに乗るシーンでもうダメな感じが出ています。

登場人物が少なく、ゴジラ映画につきもののマドンナすら登場しません。オッサンと子供が湖で遊んだり、カーチェイスするだけ。女優を使う予算すら無かったのでしょうか。

 

特撮は使い回しが目立ちます。
冒頭、ゴジラが海に飛び込むカットがすでに「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」の使い回し。
なぜかキングギドラの引力光線を撃つメガロ。しかもメガロの顔アップと使い回しのカットを交互に映すというわかりやすい手抜き。

新たに撮られた部分も雑で、宙吊りが丸わかり。ワイヤー見えちゃってます。
ドロップキックのモーションとか絶対おかしいだろ。ゴジラが水平飛行してるぞ(笑
ただ、ダム破壊シーンの1点豪華主義なのでここは見応えあります。

セットも安いです。
敵のアジトはショボい。シートピア海底王国はショボいを通りこしてヤバい。地底なのに遠景が真っ白。この空間はどう解釈ればいいのだろう。
「ムリヤリ外人を使った感」も安さに拍車をかけています。

 

低予算臭が気になってストーリーに集中できませんでした。
ジェットジャガーの正体とか、主人公達が敵に捕まった経緯すら覚えていません。そもそも、誰と戦ってるんでしたっけ?

 

メガロは良キャラで格好いいのですが、戦うのは主にジェットジャガーなのが残念。
ゴジラが登場する頃には日が暮れちゃって、暗くてよくわからないという。
ゴジラはどこから歩いてきて、どこへ歩いて帰っていくんだ(笑

 

このように、出来が酷すぎて今見ると逆に楽しめる作品。
最後は主題歌「ゴジラとジェットジャガーでパンチ・パンチ・パンチ!」で、やはりなんともいえない余韻が残ります。

 

ゴジラ対メカゴジラ【C】


出典:amazon.co.jp

 

■あらすじ

富士山から出現したゴジラは、友であるはずのアンギラスをボコボコにしてしまう。

ゴジラは石油コンビナートを襲撃。
そこに、もう1頭のゴジラが出現。激闘を繰り広げる2体のゴジラ。一方の皮膚が破けて金属部分が露出。その正体はメカゴジラだった。

事件の裏に宇宙人の陰謀があり、ヒントは沖縄の鍾乳洞で拾ったスペースチタニウムだと思った宮島博士はその場所へ行くが、宇宙人に捕まってしまう。そしてメカゴジラの修理を強制される。

同じく沖縄に向かった首里大学の考古学者、金城冴子らの活躍によりキングシーサーが復活。ゴジラ、メカゴジラも沖縄に集結。
ゴジラ&キングシーサー vsメカゴジラの2対1バトルが始まった。

一方、宇宙人のコントロール室では、宮島博士とインターポールの南原がコントロールマシンを破壊するべく、形勢逆転の機会をうかがっていた。

はたして人間とゴジラは、ブラックホール第3惑星人の陰謀を阻止できるのだろうか。

 

 

「ゴジラ対メカゴジラ」は沖縄返還に合わせて制作されたということで、沖縄の観光アピールが強いです。

オープンニングは沖縄の名所スライド。ここだけ観ると何の映画かわかりません。

そして途中、意味もなくマドンナ達が沖縄・本土を往復します。
飛行機で本土に戻り、次はフェリーに乗ってディナーまで楽しんでいる描写を入れて沖縄へ。ご丁寧に、沖縄へ行くには飛行機とフェリーが使えることがわかりますが、展開はグダグダです。
あらすじを書くのがしんどくて、人間ドラマ部分を丸々カットしたぐらいグダグダ。

やたら鍾乳洞に入り、戦い、鍾乳洞のつららをポキっと折るとスイッチが出てきたり、謎の鍾乳洞押しも気になります。

沖縄の海をバックにした「ミヤラビの祈り」フルコーラスはもう完全に観光ビデオ。よく聴いたら歌詞がシーサーと関係ないじゃないか。

 

沖縄のメッセージ性も強いです。

地元の歌姫の娘とジジイが出てくるのですが、ジジイがずっと本土へ恨み言を言っています。
「ゴジラよ、安住王族を滅ぼそうとした大和人をわしにかわってやっつけろ」
と相当、本土の人間を恨んでいる様子。
でも娘はそんなジジイを冷めた目で見ているので、政治的なバランスは取れています。

 

人間とブラックホール第3惑星人で、捕まったり逃げたり捕まったりのグダグダなドラマが展開されます。
敵アジトの安っぽいセットと、猿の惑星みたいな敵はクオリティ低め。

処刑方法がサウナなのは意味不明です。
真っ赤な画面と「キュー」と、やかんが沸騰したような効果音がいかにも暑そう。
公開が1974/3/21と寒い時期なので「本土は寒いけど沖縄は暖かい」アピールのような気もします。
インターポールの南原が汗だくすぎるのもそのせいですかね。

 

このように人間ドラマ部分は緊張感に欠けますが怪獣バトルは迫力満点です。

昭和メカゴジラが格好いい!
平成メカゴジラや機龍より断然格好いいと思います。火力が圧倒的だし、ゴジラとシーサーのリアクションで攻撃の1つ1つがめっちゃ痛そうなんですよ。ゴジラなんて痛々しく流血してます。

ゴジラとニセゴジラの演じ分けも見どころ。石油コンビナートのゴジラ対決は見応えあります。

散々引っ張って登場した、沖縄名物シーサーをモチーフにしたキングシーサー。
プリズムアイでレーザー光線には強いのですが、実弾にはめっぽう弱いし格闘戦はいまいちでした。

 

マドンナの田島令子さんが可愛くて、服装もなんか今風な感じで良かったです。
ゴジラ映画のマドンナは外れ無いですねー。

 

メカゴジラの逆襲【A】


出典:amazon.co.jp

公開:1975/3/15

■あらすじ

前作で海に沈んだメカゴジラの残骸を調査していた潜水艦が「恐龍」という言葉を残して消息を絶つ。

原因は15年前に学会を追放された真船信三博士が操るチタノザウルス。
前作で野望を阻まれたブラックホール第3惑星人は、その真船博士と手を組みでメカゴジラを修復。メカゴジラIIとして復活させた。

チタノザウルスとメカゴジラは横須賀に上陸。徹底的に街を破壊し始めた。
チタノザウルスに踏みつぶされそうになる子供がゴジラに助けを求めたとき、ゴジラが姿を現す。

 

 

メカゴジラの逆襲は昭和シリーズ最後の作品。

ゴジラシリーズ観客動員数、歴代ワースト1位の97万人
これが原因の1つになり次作のゴジラ(84)まで9年間、シリーズがいったん休止状態になりました。

では本作は駄作なのかといえばとんでもない、後期昭和ゴジラで最高傑作といえる出来栄えです。
ツイートでは評価低めですが、色んなゴジラ作品を何度も観て本作の良さがわかりました。

 

前作の続編ですが、作風が前作と全く違います。
「初期ゴジラシリーズの雰囲気」を描くことを試みており、大人向けのシリアスなストーリーは後期昭和ゴジラに無いもの。
大人向けなのでヌードっぽい描写があったりします。その藍とも子さんは粒ぞろいのゴジラマドンナの中でもひときわ美しい。

ツイートで触れてる通り、「これからは桂さんが基地となる」コントロール装置の移植とか細かい部分はムリヤリです。でもそういうのは気にしなければ良いんです(笑
特撮なんて雰囲気です雰囲気。なんかSFチックな雰囲気出てるからOKです。いかにも70年代SFって感じのシルバーでビカビカな研究室も雰囲気出てます。
ただブラックホール第3惑星人のヘルメットだけは気になる。バイキンマンやん。

 

特撮の出来も素晴らしい。
ゴジラシリーズはしばらく低予算で街ミニチュアの破壊シーンが無かっただけに、本作の街破壊は久々に気持ちが良いです。

中でも特筆すべきはメカゴジラの新兵器フィンガーミサイル
一撃でセットの床から盛り返すように吹っ飛ばす!この威力の前にはチタノザウルスの突風攻撃もかすみますね。
また高威力な分、予備動作が長くて打ち出されるまでハラハラするとか、気の利いた演出がニクい。

ゴジラが登場後すぐチタノザウルスのサッカーボールキックでゴジラが遥か遠くに蹴り飛ばされ、戦場が荒野に移行します。
でも荒野といっても今までのように富士山を背景にした何も無い荒野ではなく、建築現場や住宅があったりして開発途中っぽいのがリアル。

 

前作はキングシーサーとタッグでようやくメカゴジラを倒せました。しかし今回のゴジラは孤立無援。
しかも今度は逆に1対2でゴジラは数的不利です。メカゴジラだけでも勝てないのに2対1はムリだろ

この状況で、今までのような怪獣プロレスとは一味違う凄惨な戦いが繰り広げられます。

メカゴジラが全火力を開放すると爆炎でゴジラが見えません。
チタノザウルスにボコられ弱ったゴジラに、トドメとばかりにフィンガーミサイルをドン!
体内で爆発したのか口から煙を吹いて倒れるゴジラ。その後、生き埋めにされた上にしつこいぐらい踏みつけられます。酷い、酷すぎる。

 

久しぶりの大人向けゴジラで見応えがありました。

難をいえばゴジラの存在感が薄いのが難点でしょうか。極端な話、本作はゴジラ不在でも成立します。
例えば、

「チタノザウルスはシンパシーを感じた藍とも子を助けるためにメカゴジラと戦い、メカゴジラは藍とも子の犠牲でコントロール装置を破壊されて負ける。チタノザウルスは悲しみにくれながら海へ帰っていく。人間が愚かなことを繰り返せばチタノザウルスがまた現れるかもしれない…」

みたいな展開でも問題ない。

もはやゴジラを主役できないほどシリーズがマンネリ化したのがシリーズ休止になった要因といえます。

 

平成シリーズ

ゴジラ(84)【B】


出典:godzilla.store

公開:1984/12/15

■あらすじ

伊豆諸島の大黒島が噴火。その後、遭難した漁船から巨大フナムシに襲われてミイラ化した乗員が発見された。

救助された船員の証言により生物学者の林田博士は30年前に東京を襲撃したゴジラが復活したと判断。

ゴジラは予想どおり姿を現し原発でエネルギー補給した後、ソ連原潜を撃沈し東京へ上陸。街を破壊していく。

そんな中、原潜の誤作動でソ連の衛星から核ミサイルが東京のゴジラへ誤射されてしまう。
日本は再びゴジラと核兵器の脅威にさらされる。

 

 

ゴジラ(84)は「ゴジラ=恐怖の対象」への原点回帰をテーマにした、いわゆるリブート作品。設定上、初代以降の昭和ゴジラはリセットされています。

登場する怪獣はゴジラのみ。その恐怖を描きます。
ちなみに、登場する怪獣(巨大兵器)がゴジラだけの作品は邦画に限ると3作しかありません。

・ゴジラ(初代)
・ゴジラ(84)
・シン・ゴジラ

の3作です。

 

怪獣バトルで間を埋めることはできないので、本作はシン・ゴジラのように政治劇が描かれています。

でもシン・ゴジラと違い、総理がリーダーシップを取って頑張ってるのが特徴。
外交でも他国の首脳に対して、
「あなた方の国の首都ワシントンやモスクワにゴジラが現れた時、ためらずに核兵器を使える勇気がありますか?」
と言って説得する活躍ぶり。

しかし外国に非核三原則とか憲法9条とか言っても通用しないだろうから非現実的ではあります。
シン・ゴジラでは、この総理の問いに対するカウンターといえるやり取りがあるのが面白いです。

政治劇をリアリティたっぷりに描く一方、突然出てくる炊飯器こと超兵器スーパーX。
「都市防衛のために開発していた」らしいのですが、どの辺が防衛用なのか疑問です。放射熱線を1万倍にして返す能力なんて使い道ないだろ。

ゴジラのゲームをやるとわかりますが、スーパーXの動きはゴジラ側からするとウザいんですよね。ちょこまかちょこまかと動きやがって(笑
ビルを盾にするとか、都市防衛する気ないじゃないか。
どうせなら全て通常兵器にして、自衛隊の戦力を見せつけてほしかったです。

 

特撮は豪華セットで迫力あります。
まず、原発を襲うシーンが印象的。

「総理、濃霧でゴジラ発見が遅れてしまい申し訳ありません」ってもう上陸しちゃってるじゃないか。ちゃんとしろ!
「原発は沿岸に作る」という日本独自の規制が裏目に出ましたね。

原子炉からシュワーっと吹き出す何かを吸収するゴジラ。本作のゴジラはなんともふてぶてしい顔をしています。
はっきり言ってブサイク。焦点が合わないデカい眼は不気味。感情が読み取れません。
次のビオゴジからイケメンにデザイン一新されるので、このモデルは一作のみ。レアです。

銀座の地下に足を取られてバランスを崩しビルにもたれかかるとか、開発が進んだ東京を舞台にした暴れ方もリアリティがあり前作「メカゴジラの逆襲」から9年分の進化を見て取ることができます。

このように所々キラリと光るものはあるのですが、盛り上がりどころが無くてパンチに欠ける作品です。
特に決着の仕方が消化不良。「わたり鳥を追いかけるゴジラは生物的すぎてなんか違うだろ」と思ってしまいます。

武田鉄矢さんのキャラがやけに出しゃばるのも気になる。このキャラ、良い人だと勘違いしがちですが、火事場泥棒という人間として最悪なことをやってますよ。

 

ゴジラvsビオランテ【B】


出典:amazon.co.jp

 

 

「ゴジラvsビオランテ」はゴジラ総選挙で1位に選ばれたらしいのですが、絶対なにかの間違いだと思うんですよ。

1人の少女に誘導され、抗核バクテリア経口投与でパタりと倒れるゴジラを観ると悲しくなります。
また、倒れるカットだけどう見ても着ぐるみで、全くスケール感がないのがなおさら悲しい。

人間ドラマ部分もダルいです。「あなたはロミオのつもかもしれないけど、私はジュリエットをやる気はないわ」とか日常会話で言わないでしょ。
外人の演技も安すぎます。あんなガリガリのエージェントいないだろ(笑

博士はあんな怪物を勝手に作っておいてなんでずっとエラそうにしてるんですかね。しかも重要な会議にも呼ばれてるし。

ビオランテが最後に言った「ありがとう」は意味がわからないです。「ゴジラを倒してくれてありがとう」ってことでしょうか。花獣形態のときに「お願い、助けて」って言ってたから博士を恨んでるはずなのですが。
自分がビオランテなら「こんな姿にしやがって!絶対に許さん!」と暴れまわりますね。

てかゴジラも結局倒せてないじゃないか。次の日また来たらどうするんだろう。

最後のメッセージ「思い出して下さい、もう一度」と言われて、「何を?」と思ってしまいました。
当時は「バイオテクノロジーが命をもて遊ぶ」ことへの問題意識が高かったようです。

 

音楽担当はすぎやまこういちさんですが、一箇所だけ怪獣大戦争マーチが使われています。これが中途半端な感じなので、すぎやまテイストで統一してほしかった。

ポスターが最高に格好良いですねー。ビオランテの触手を上へ垂直に伸ばしてシンメトリーに配置するセンス!

 

ビオランテは良キャラ。霧がたちこめる夜の若狭湾をドドドド~と突出してくる威圧感が素晴らしい。

触手はいとも簡単にゴジラの手を貫通します。これはゴジラ映画の中でも珍しいダメージ描写。

ビオランテは元が植物がということで防御力が低く、熱線であっさり弾け飛んでしまいます。それでも再生能力が高そうなので完全に倒すのは難しそう。中身が博士の娘じゃなければ本当にゴジラ以上の怪物になっていた可能性が高い。

 

三枝未希は本作のみの登場で良かったと思います…

「薬は注射より飲むのに限るぜ、ゴジラさん!」
これがシン・ゴジラにつながるわけですね(?)

 

ゴジラvsキングギドラ【B】


出典:moviefanjp.moo.jp

 

 

「ゴジラvsキングギドラ」のストーリーはゴジラ史上最もむちゃくちゃです。絶対ムリあるやん。
「怪獣大戦争」みたいに宇宙に行くとかそういうムチャじゃなくて、タイムパラドックスはどうなってんだ的な。

ゴジラ消滅させたけどキングギドラ作って、なぜかゴジラも復活して、またキングギドラ復活って、もう何がしたいんですか
怪獣増やしただけじゃないか。しかもゴジラは80m→100mに巨大化しちゃってるし。

エミさんはどういうつもりで計画に加担したんだろう。
「キングギドラをコントロールするなんて聞いてない」「私達がしようとしたのは警告よ」って、アンタの祖先の母国だろ?何人の日本人を犠牲にするつもりだったんだ?

そもそも、なぜ既にバブル崩壊した日本をイジメるんですかね。しかもこの後「失われた30年」が始まるというのに。

もう矛盾多すぎて、ここまでくると突っ込む方が野暮ってもの。
むしろ、よくこの案でいこうと思ったなと感心します。

その他にも、キングギドラは遠隔操作してたのになんでメカキンは人が乗ってるんだとか、細かいことが気になります。
でもざっくり観ればテンポが良くて楽しい作品。

あと、三枝未希は良いよなー。ストーリーと関係ないのに毎回ゴジラ映画に出れて。

 

ゴジラvsモスラ【C】

ゴジラvsメカゴジラ【S】


出典:store.shopping.yahoo.co.jp

公開:1993/12/11

■あらすじ

ゴジラに対抗するため、国連はG対策センターと対ゴジラ部隊Gフォースを筑波に設置。

G対策センターは海底からメカキングギドラを引き揚げ、23世紀のテクノロジーを分析して得た技術を元に究極の対ゴジラ兵器メカゴジラを完成させた。

一方、古生物学者を中心とした調査隊はアドノア島で孵化していない卵を発見した。
そこに巨大翼竜ラドンが姿を現す。海からはゴジラが出現しラドンと戦い始める。
調査員たちは卵と共に島を脱出。京都に卵を持ち込んだ。

卵からベビーゴジラが誕生。この卵はゴジラザウルスのものであり、翼竜の巣に托卵されていた。

同族であるベビーゴジラを探してゴジラが日本に上陸。
Gフォースはメカゴジラの出撃させ、あと一歩のところまでゴジラを追い詰める。しかしトラブルが発生して機能停止してしまう。

ゴジラはベビーのいる京都まで進撃。しかし場所を特定することができず諦めて大阪湾へ去った。

ゴジラがベビーゴジラを求めていることを知ったGフォースは、ベビーを囮にしてゴジラをおびき出す作戦を発動。

幕張の地で空前絶後の激闘が始まる。

 

 

「ゴジラvsメカゴジラ」は平成シリーズの最高傑作だと思います。

まず重厚感のあるメインテーマ「メカゴジラのテーマ」が格好いい!
メカゴジラとゴジラのガチンコ勝負が繰り広げられる本作にピッタリです。

特撮も豪華。
幕張は巨大ミニチュアセットにシリーズ中最大の火薬量。
なんでも、VSシリーズは当初本作で終わる予定だったらしいので出し惜しみなしです。

昼間の京都横断も良い。
京都タワーを吹っ飛ばし、清水寺を背景に町家を蹴散らしていく様がたまりません。

格納庫のセットが超力作なので、メカゴジラが整備されてるシーンが超兵器の存在に説得力を持たせています。
これは同じ超兵器でもスーパーX、メカキングギドラ、モゲラにはない重要な演出。

戦闘中、パイロットが流暢な英語で話すのも妙な説得力があります。
キャストは本作のために英語練習したんですかね。

 

この究極の対ゴジラ兵器、メカゴジラが強い!

・ガルーダ無しでも飛べるから機動力が高い
・レーザーはゴジラ並に強い
・特殊装甲で特に熱線に対して防御力が高い
・放射熱線を倍増して返すプラズマグレネードはゴジラを一撃でダウンさせる超威力

1戦目なんてトラブルが起きるまではゴジラに何もさせずボロ勝ちです。
さらにガルーダと合体してスーパーメカゴジラになると火力・機動力が倍増でもう無敵。ゴジラはこの強敵をどうやって倒すのかが見ものです。

ちなみに平成シリーズおなじみの三枝未希は今回、パイロットになってメカゴジラに乗り込んでいます。

 

平成シリーズでは珍しく余計な人間ドラマが無いので怪獣の対決に集中できるのも秀逸なところ。

いかにもアイドルな顔立ちの佐野量子さんがベビーゴジラとマッチしており良いコンビですね。

また、セリフの1つ1つが熱い!
まずメインパイロットの原田大二郎さん。

「何をやってもムダだ。奴を止めることはできん!」
「いいところに来てくれるじゃねぇか恐竜坊や。俺はまた黙って休暇にでも行ったのかと思ったぜ」

指揮官の中尾彬さんまで熱い。

「ゴジラは生きて二度と立ち上がることはないでしょう」
「見たかメカゴジラの力を。お前の熱線を幾倍にも増幅して撃ち返すことができるんだ」
このときの中尾さんの自慢げなニヤつき顔が面白すぎます。

 

気になるのは主人公、青木一馬(高嶋政宏)の性格ぐらい。

全員マジメに仕事している登場人物と対比させる演出だと思いますが、主人公の性格だけ軽すぎ。軍人とは思えません。

なんでこの人が精鋭集団に選ばれたのか謎。
入れ替わりで飛ばされたガルーダパイロットのジェンソンが可愛そう。せっかくトレーニングしてきたのにこんな奴のせいで。

しかも途中で任務を放棄しますからね。これには原田大二郎さんも「おい、どこへいく!おい!」とお怒りです。敵前逃亡は重罪ですよ。

あと、「日本に大被害が出たのはアドノア島調査団が卵を日本へ持ち帰ったせいだろ」という気がしないでもない。

 

ゴジラは最後、超能力の誘導で帰っていきます。
「もうずっと超能力で追い返せば良くね?」とかヤボなこと言っちゃいけません。

 

ゴジラvsスペースゴジラ【D】


出典:eiga.com

 

 

「ゴジラvsスペースゴジラ」はツイートでも触れている通り、不思議なほどスペゴジのキャラが立っていません。

平成ゴジラで最も駄作は?と問われたら迷わず本作をあげます。

 

いよいよマドンナに躍り出た、ショートカットの三枝未希。

今さら三枝未希のロマンスを描く意味がわかりません。途中、小高恵美さんのグラビア海外ロケみたいになってるのはどういう気分で見たらいいのか。
綺麗な海をバックに三枝未希が立っているシーンは「俺は一体何を見せられているんだ」感があります。

その三枝未希が「そんな考えしかできないからゴジラを好きになれないのよ!」と言うのですが、好きになるのはムリでしょ
あんな巨大生物とどうやって共存するんだと。台風や震災を好きになれと言ってるようなものです。

 

あと、細かい突っ込みを入れると

モゲラが単独で宇宙に出てスペースゴジラを迎撃し、帰還。超性能。

「ゴジラを操ろうなんて人間の思い上がりです」って、あんたがそれを言うか。

ロケット砲の血液凝固剤なんぞでゴジラを倒せたら、火山に誘導したり抗核バクテリアで撃退してきた今までの苦労は何だったんだと。

「心配なんですゴジラとベビーが」って、心配なら島を出たほうが良くね?もう島にはどちらもいないんだし。

スペースゴジラが生まれた経緯の説明「G細胞がブラックホールに飲み込まれホワイトホールから放出され~」のくだりはめちゃくちゃすぎて笑う。

ベッドが空中浮遊する画がチープ。

なぜかエース扱いされてる結城さんはともかく、バース島に飛ばされた2人は落ちこぼれでしょ?なんでモゲラのパイロットになってるんですか。そもそもこの3人、初めてモゲラに乗るモゲラ初心者じゃないか。

 

ゴジラvsデストロイア【S】

 

ミレニアムシリーズ

ゴジラ2000 ミレニアム【C】

以前書いたことを忘れて感想を2回書いて、2回とも酷評してますね(笑

 

ゴジラ×メガギラス G消滅作戦【D】


出典:eiga.com

 

 

「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」の監督は、駄作と評判の「戦国自衛隊1549」監督でおなじみの手塚昌明。
その手塚監督が手がけるミレニアムシリーズ3作の1作目。

手塚ミレニアム3作はヒロインがパイロットとして活躍するのが特徴。田中美里、釈由美子、吉岡美穂の3人。3人とも表情が硬く棒演技なのが痛いです。

ゴジラを倒すために超兵器を作り、それを人間がどう使うかという切り口でドラマを展開するのがミレニアム3作のお約束。
しかし本作はなんか色々あった後、最終的に政府の情報隠蔽がバレただけで何も解決していません。なんだったんだこの話。

わざわざ白黒映像作って初代ゴジラに絡めたり、「モスラ対ゴジラ」「三大怪獣 地球最大の決戦」マドンナの星由里子さんを出してくるあたりがもうイヤラシイですね。

そのの星由里子さんに「もう直接ゴジラにブラックホールを撃ち込むしかないのよ!」と言わせる展開が力技すぎて笑うしかない。

どう見ても無傷だけど包帯グルグル巻きの谷原章介が、「よっぽど俺に気があるんだな」なんて軽口を叩きながらおもむろにギブスを外すのも笑えます。

 

なんか細かい部分が色々と気になるんですよね。

極楽とんぼが意味なく2度出てくる

・電子レンジになってるのをタネ明かしされて、子供が「なーんだ行こうぜつまんねーの」と覚めるけど、このマイクロマシンは十分凄いだろ。

・歩兵の使い方が間違ってる。どういうつもりで至近距離からロケット攻撃してるんだ。足元まで近づいたらそりゃやられるだろ。

・メガギラスの動きが本当に安い。筋肉の動きやバランスの取り方を無視してるから全く体がブレない。少しでも実物を参考にすればあんなことにはならないはず。

・お台場で戦ってるのにフジテレビは無傷で不自然。個人的にはフジテレビを跡形もなく消し去ってほしかった。

・肝心のディメンションタイドがトラブル続きでもう嫌。

・クリーンエネルギーは「重水素を原料とするプラズマ発電」らしいが、これ核融合じゃね?そりゃゴジラも来るわ。

 

よく大人の観賞に耐えない作品を「子供向け」と評されることがありますが、それは子供に失礼だと思います。本作は子供だって楽しめないでしょう。

 

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃【A】

 

 

 

ゴジラ×メカゴジラ【B】

ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS【C】

まずタイトルの盛り方が凄いですよね。全部盛り込んだ感じから、興行収入が落ちている東映の焦りが伝わってきます。

 

ゴジラ FINAL WARS【D】

 

シン・ゴジラ

シン・ゴジラ【S】

 

 

結論:オススメのゴジラ映画は?

 

余談:








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-雑記

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